バカバカシイからはじめよう | 江口昌記の 月のうさぎ

バカバカシイからはじめよう


バカバカシイからはじめよう
バカバカシイからはじまるものさ

この感動というものは

見返りにほくそえむこともなく
計算高いトクをもくろむこともなく
手間を費やし
時間を費やし

見えちゃったンだから
浮かんじゃったンだから
あらちょっとやだステキじゃないヨ

そんな興奮に単純なだけで
ドーパミンに素直なだけで

そうそれだけさ
だからね

バカバカシイからはじめよう
バカバカシイからはじまるものさ

この感動というやつは

だれもがわかる
単純きわまるヤリカタをクリカエセ

バカバカシイままの情熱に浮かされて
バカバカシイまでに凝縮して形に成る

そんな作品に人はまちがいなく
感動を覚えるだろう

だって人はね
骨身を惜しまぬ情熱の献身を尊ぶものだし
放たれている波動は肌身で瞬間感じとれる
素晴らしく繊細な生きものでもあるからさ






バカバカシイからはじめよう

Tiny Planet Jaipur / Visual Images provided by Tim Moffatt


1582014