今回は肩甲挙筋のその2です。

筋肉は脳からの命令を受けて動くので
支配神経はとても大事です。
筋肉に命令を伝える支配神経が圧迫されると筋肉が動かなくなります。
痛みを伝える感覚神経も一緒に走行してるので
神経の圧迫によって痛みやシビレが出ます。
ということで支配神経は肩甲背神経で、C5(第4頚椎と第5頚椎の間)とC6から出ている神経です。
なので肩甲挙筋の神経による障害の場合第4頚椎~第6頚椎間を施術すると良いでしょう。

筋肉は動脈から栄養を受け静脈やリンパ管に老廃物を捨てています。
栄養が少ないのに動かすと筋は簡単に切れますし
血流量が少ないと痛みやシビレを出して危険を知らせます。
老廃物が流れて行かないと疲労がたまって動かなくなります。
ほとんどの場合動脈と静脈は並んで走行してます。(リンパも)
リンパ液は最終的に静脈に流れるので私はリンパ管を「血管」と認識しています。

肩甲挙筋を栄養してる血管は頚横動脈と肩甲背動脈で
ともに大動脈から分岐して鎖骨の上辺りから首の横を通り背部に回って肩甲挙筋を栄養しています。
なので肩甲挙筋の血行障害の場合、鎖骨の上から首の後ろにかけて施術すると効果があります。

この筋には手の太陽小腸経と手の少陽三焦経のツボがあります。
小腸経の問題で筋に異常がある場合は例えば少沢・後渓・腕骨・支正・小海など
三焦経の問題の場合なら中渚・外関・四瀆・天井・清冷淵などが効果があるかも知れません。
ツボの選び方はその症状ごとで変わってきます。


昨日はスクーターで武道館の駐輪場の確認に行ってきました。
ハンドルカバーしてたけど軍手が濡れて
長靴は容赦なく冷気が入ってきて
んにゃも~~~~~
寒いったらありゃしなかったです。
そんな冷たい雨の日にバイクで行く方がバカなんですけどね。