門脇麦


LITERA / リテラ(2015年5月3日)配信
【『まれ』で注目の女優、
 門脇麦の肝の据わり方が凄い
 「下着は彼と一緒に買いに行く」宣言も】


 先月からスタートしたNHK連続テレビ小説『まれ』。ここ数週間は平均視聴率が20%台を割り込み今後の展開が心配されているが、そんななかでヒロイン・希を演じる土屋太鳳以上に注目を集めているのが、希の友人役で出演中の門脇麦だ。

 現在22歳の門脇は、竹野内豊と共演した東京ガスのシュールなCMでのバレリーナ役が話題となった、黒髪ボブヘアの清楚な雰囲気を漂わせる新進女優。そんなもっとも旬な女優に、最近、初の熱愛が発覚した。

 熱愛を報じた「FRIDAY」(講談社)によると、門脇の恋の相手は、若手俳優の太賀。アラフォー世代ならご存じであろう『愛という名のもとに』(フジテレビ系)で“チョロ”役を演じた中野英雄の次男で、コワモテの父親とは裏腹に文化系の雰囲気が漂う注目の俳優だ。

 しかも激写された写真は、ふたりともよく似たチェスターコートを羽織り、下北沢の街で腕を組んで歩く、というサワヤカなもの。記事によれば、昭和レトロな喫茶店で演劇論を交わしていたそうで、別の日には同じく下北沢の路地裏で熱く抱擁を交わすこともあったのだとか。シモキタ、喫茶店、路地裏……キーワードを並べただけで立ち上る青春の匂いにむせ返りそうだ。ああ、うらやましい。

 しかし、門脇にとってはいまが大事なとき。こんなタイミングで熱愛発覚なんて……と落胆した朝ドラファンのおじさんも多いかもしれないが、こんなことで驚いてはいけない。じつは彼女、恋愛のひとつくらいでは物怖じしない、なかなかに肝が据わった女優なのだ。

 それを象徴するのが、昨年9月に放映されたテレビ番組『戦う女』(フジテレビNEXT)での発言だ。この番組は小泉今日子原作のパンツにまつわるエッセイをドラマ化したもので、ドラマの後にはYOUと友近、芸術家集団Chim↑Pom のエリイ、そして門脇の4人がスタジオトークを行うという構成。このなかで、“好きな人に会う時、どんなパンツを穿くか”という話題を振られた門脇は「見られる前提ってことですよね?」と自ら掘り下げた上で、「好みに合わせます」と回答。しかも、つづけてこう言い放ったのだ。

「わたし、一緒に買いに行ったり(します)」

「(相手は)さすがにちょっと恥ずかしそうではありますけど」

 えっ? ってことは、門脇にはパンツを見せる相手がいて、なおかつ一緒にパンツを選んだりしているってこと!? ……いや、ふつうに考えれば22歳の女の子なのだから、彼氏とパンツを買っていても何ら不思議ではない。ただ、彼女は新進女優である。しかも朝ドラに出演することもこのときすでにわかっていたはずだ。こういう恋愛ネタを振られても、大抵の若手女優はお茶を濁して願望論なんかを語りがちだが、しかし、門脇は正直すぎるくらいに私生活を明かしたのだ。

 これだけでも十分すぎるパンチ力だが、門脇の赤裸々トークはこれで終わらない。「自分で買った初めてのパンツは?」の質問には、「すごい最近で」と答え、このように話し始めた。

「オーディションで、下着にならなきゃいけなかったんですよ。で、そのときにわたし、それまでほんとに中学・高校とスーパー(マーケット)の互い違いのとかしか持っていなかったんで、マネージャーさんからオーディションの前の日の夜に電話がかかってきて、『ところで麦は、上下揃ってるかわいい下着とかあるの?』って言われて、閉店ギリギリに下着屋さんに駆け込んで、買いました(笑)」

 上下バラバラの下着しか持っていなかったというエピソードはじつに微笑ましいが、「すごい最近」という発言からすると、もしかするとこれが彼氏と一緒に購入したものなのかもしれない。ちなみに「白のリボンが付いたやつ」を買ったそうだ。

 また、門脇は下着の“下”のほうだけでなく、“上”の事情まで誰も振っていないのに進んで暴露している。

「わたし、普段は眼鏡なんですけど、お化粧とかもしなくて、上もやっぱりブラジャーとか付けないで、シャツ着て、(髪型を)ちょんまげにして、チャリ乗って、スーパーとかで買い物したりする」

「(ブラジャーが)面倒臭くて。一回、家に入っちゃうと……廃人生活が始まると復帰できないんですよね、外の世界に」

 彼氏と下着を選び、ふだんはノーブラで廃人生活。門脇の口から飛び出す“かわいい女優さん”とは思えぬ発言の数々に、さすがのYOUや友近もタジタジ。このほかにも、新宿の焼き鳥屋のカウンター席でおじさんに囲まれながらひとりで酒を飲むというプライベートを公開したり、幼稚園時代には「好きだった男の子のズボンを隙あらば下ろしていた」という初恋エピソードを展開したり……。門脇の告白には、処女厨が抱く夢をドカドカと踏みつける音さえ聞こえてきそうだが、忌憚のない門脇は“男が選ぶ女像”にも言及。「いまの若者は、アンパイっていうか、自分のレベルで行けそうな……なんて言うんでしょう、(等身大とか)身近な子とかがモテてましたね」と、安全圏でしか恋愛できない保守化する男子たちの度胸のなさを見事に指摘するのだ。

 このような赤裸々な話を語ると、ネット上では「ビッチ確定」だと大騒ぎする輩も数多く、そのせいかアイドルだけではなく若手の女優や女性ミュージシャンまでもが当たり障りのない話題で済ませがち。そして、人気を集めるのは清純派をウリにした女優ばかり……。そんななかで、そうした事情もきっと知りつつもあえて包み隠さず本音でトークを繰り広げる門脇には、大きな拍手を送りたくなるというもの。

 だが、それも彼女にとっては当然の話なのかもしれない。昨年公開された劇団ポツドール主宰・三浦大輔がメガホンを取った映画『愛の渦』では、門脇は乱交パーティに参加する女子大生という際どい役に挑戦。ヌードも厭わない覚悟は、彼女の女優としての意地でもあったはずだ。

 その気持ちの強さは、前出の番組トークにも現れていた。トーク中、門脇は「わたし、誰にも負けたくないです」とキッパリ述べた。
「それぞれ、おっぱいだけの人も、美人だけの人も、戦い方があるわけじゃないですか、ちゃんと。おのずとこう、刻み込まれてきた(ものが)。きっとわたしにはわたしの知らないあいだに(刻み込まれた)戦い方があるし」

 わたしはわたしで勝負する。──なんと頼もしい宣言だろう。この22歳にして堂々と地に足が付いた女優の活躍が、今後も楽しみな限りだ。

     ◆この記事の著作権は、LITERA / リテラに帰属します。◆

【naoki-XYZコメント】

 私が門脇さんを初めて見たのは、記事にもある東京ガスのTVCMでしたが、放映当時は、名前も分からずでしたね。

 が、再会は意外な場面でした。

 これも記事に紹介された映画『愛の渦』でした。

 ですが、「東京ガスのCMの人=愛の渦の女子大生」と認識したのは、映画を鑑賞した後の、ネットでの記事からでしたので、ものすごくビックリしました。

 それくらい、スクリーンで見た彼女とのギャップがありました。

 映画を見た方なら、お分かり頂けると思います。ちなみに映画は18禁です。

 そんな彼女ですが、意外と芯のしっかりした女性なんですね。

 自分の考えをしっかり持っていて、感心しました。

 「自分自身で勝負する」との姿勢は、立派ですね(*^_^*)
  
(´・ω・`)naoki-XYZ



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