回顧2014 お芝居 | conburi-danのブログ
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

さて、Facebookにも書きましたが、
2014年、はしぐちが観劇したお芝居は45本。
2013年と比べて5・6本減ってます。
自分の仕事が忙しくて、なかなか劇場へ行けないことが多かった年でした。
その中で、特に心に残っているのは、
「暗いところからやってくる」と「gallery (extra version)」
共に演出が素敵だと感じた2本でした。

「暗いところからやってくる」は 作・前川知大さん、演出・小川絵梨子さんで
「公共ホール演劇ネットワーク事業こどもとおとなのためのお芝居」
として全国各地で上演されたもの。
はしぐちは穂の国とよはし芸術劇場PLATの舞台上舞台で観劇しました。
映像や音の使い方がとても素敵で、劇場に行かなければこれは体感できないもの。
大窪人衛さんという俳優も素敵だった。ある意味特権的肉体を持っている俳優さん。
この俳優さんがいなければ成立しないだろうと思った。
そして、冠通り、こどもでもおとなでも楽しめるというのが、素晴らしい。
80分、ワクワクドキドキする、夏休みにうってつけの舞台だった。

「gallery (extra version)」は作・演出:筒井潤さん。
dracom(ドラカン)とenoco(大阪府立江之子島文化芸術創造センター)のコラボレーション。
本物の現代アート作品が並ぶ展示室で上演は刺激的でした。
そして演出、俳優は自ら科白をはくことはなく、
音声ガイドによる作品解説の声に導かれながら、身体を動かす。
科白と肉体の分離、はしぐちは好みなのです。
科白によって肉体が必要以上に影響を受けている演技が好みではないのですね。
もう一つ際立った演出は、観客が席に座ってジッと観ているのではなく、
俳優たちについて行きながらの観劇というもの。
観客が自分で観たいポジションを取れる、これは劇的なことだと感じます。
二本とも、コンブリ団でもやってみたいなぁと思っていたことを
洗練された形で観せてくれた作品でした。

さ、今年はどんなお芝居に出会えるかなぁ。。。