バイトをする理由 | ゴールデンボンバー 鬼龍院翔オフィシャルブログ「キリショー☆ブログ」Powered by Ameba
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日雇いバイトのことをブログに書いたらYahooのトップニュースになってしまっていた




これでは話題作りのためにバイトしたと思われても仕方ない、

Yahooニュースに載る=話題

だから。




今一度、なぜ僕がバンドで食べていける収入になってから短期バイトをしたのか、思い返すと共に説明してみる!





2011年の後半、活動はどんどん忙しくなっていて休みはほとんど無かった。


そんな2011年のクリスマスイブ、


何故か仕事が無く、ぽっかりスケジュールが空いてしまっていた


「こんなに忙しいのにクリスマスイブが休みってなんかファンから見たら意味深だし別にやることもないしなぁ…でも仕事ないのかぁ…」



と思って、普段の仕事が入らないなら短期バイトを入れてしまおう!と思い付いた。



何故バイトに行きついたかというと、
ミュージシャンはみんな一度は考えたことがあると思うんだけど、



昔ってどんなときにメロディやアイデアが浮かんでたっけな?



って思ったとき




バイト中とか曲浮かんだりしてたなぁ…



と思い返して、きっと無駄にはならないと思いバイトを始めました



ブログで公表する必要は無いとは思いますが、それを言ってしまったらほとんどのことがブログで公表する必要が無いことになってしまうので、別に隠すことでは無いので書いていました。


まぁ、正直言うと少し面白いかな、という気持ちも少しだけありましたm(_ _)m

紅白翌日にバイトする歌手はいるまい

って短く説明したりもしてたけど



でももう今となっては見え方的に、

曲がヒットして印税沢山持ってるのにウケ狙いで話題作りにバイトをしている


と見られても仕方が無いのでもうやめる、少なくとも公表するのはやめようと思います。


でもこうなると、もしまた短期バイトをやるにしても絶対バレちゃいけなくなるから難しくなってくる、

それは、ブログに書かずとももし顔でバレてSNSで広まりネットニュースにでもなったら
「バレるってわかっててやってるんでしょ?」
というふうに見えてしまうから。



…なんか文章が暗い方向へ行ってしまいそうだ!



とにかくまぁ、今思うのはそんな感じ。



でも、やってよかったとすごい思うんです。



2011年のクリスマスイブは、どうせなら為になりそうな職種をと、コンサートスタッフのバイトをしました。



これが本当にやってよかったと思った、
チケットを買ってくれたみんながどのように案内されてるのか、
ライブはどんな人たちが支えてるのか、
ライブやってる側ではわからないことを沢山知れた。



僕は子供の頃、親が過保護で門限も早く、何をするにも厳しかった(と、自分では同級生と比べた上で感じています)。



気付けばいつの間にか周りの同い年の友達の方が色々なことを知っていて、度胸もあり逞しく見えてしまって、
何でもすぐビビっちゃうし何も知らない自分が恥ずかしく思えた。



多くのことを経験している人は逞しい、といつからか思ってて、
色々な仕事を経験したなら自分も色々なことを知ることができて、臆病にならず、立派な人になれるのではないかと漠然と思った。



まだやったこたのない仕事が沢山ある、たまにはやっていこう。と思った。



あと、昔読んだ尊敬する人の本の中での話も影響してると思う。



大金を持つと、物を買うときの値札の桁が少なくなったような錯覚に陥る。と



例えば、10万円のものが千円に見える。と



そうなると、共感できる歌が書けなくなっちゃうなぁと思ったんです



僕が歌で描いていきたいのはこの現代の日本の現実的な世界で、どちらかといえばフォークソング的な歌詞のような、
そんな生活感のある歌を描いていきたいと思っていて、


その為には、自分が浮世離れしてしまってはいけないと思っています



リムジンを乗り回すような歌詞の歌は僕は共感できないから



だからやっぱり電車にも乗るべきだし、
普通じゃない状況に慣れちゃってはいけないなと思っています。


これは自分を庶民派に見せたいとかではなく、歌詞の主人公はあくまで「普通の人」で描いていきたいから。



もちろん必要に応じてタクシーにも乗るしセキュリティのしっかりしたマンションに住まなきゃいけなくもなる


でもできるとこはやる。


根がケチだからそれが面倒でも苦でもなんでもない。



今年もバイトをしてみて、やっぱりお金のありがたみもわかるしお金を稼ぐことの大変さも感じる



普段の活動は、この仕事がいくらでアレがいくらで…とか考えず目の前に来たステージをいかに良いものにするか、いかにスベらないかに連日必死な感じだからなんか働くことの感覚がけっこう違ったんだなぁと感じた。



あと、

そうだ、仕事って「面倒くさいもの」だったんだと思い出した。


高校生時代もフリーター時代も、バイトって面倒くさかったもん。



今の活動は面倒くさいとかいう感覚ではなく、どちらかといえば勝負の連続みたいなそんな感じで

仕事が面倒くさいっていう感覚を忘れてた


それに気付けたのも僕にとっては大きなこと(^-^)


一段階普通の主人公を描ける




あ、おとといのデザート工場でのバイト中、



同じ作業を2時間くらいやってると少し脳も慣れてきて鼻歌くらいは歌いながらできるようになってくる



そんな時にアイデアを練ったりメロディを口ずさんで広げていったりってしてたことを思い出した



デザート工場だと携帯を持てないからボイスレコーダーが無くて帰りまで覚えておかなきゃいけないのが難しいところだけど、色々と浮かんで記憶して、良い時間を過ごせた(^-^)



そんな感じかな、バイトをする理由って。


・多くのことを経験して逞しくなりたい
・感覚ズレたくない

・ファンの人へ向けてブログに書く

ってとこか。ニュースとかなると変な感じになっちゃうからもうブログを有料コンテンツとかにしたらネットニュースに載せられないのかな…?

いや、しないから安心してね、
なんか記事にならずファンの人だけで見る良い方法あればなぁと思う近年。




あ、バイトの理由、
「初心忘れるべからず」っていうのもあってるっちゃあってるんだけど、なんか違うなぁと内心思ってしまいます



初心を忘れないで、とかわざわざ言ってくれる人たまにいるけど

誰だって初心忘れたくないでしょ

有名になった人に言う必要ないよ、きっとね。

変わらないほうがいい所もあるけど変わらなきゃいけなかった所も沢山ある

初心って、確かに純粋なエネルギーに満ちてたけど、未熟でもあると思う。

大事なところはしっかり忘れずにいたいと自分では思っていますm(_ _)m


僕が一番忘れたくないのは、初心というより現実的な生活感


back numberさんの歌詞や忘れらんねえよさんの歌詞を見てるとたまにある見事な生活感の切り取り方に悔しく思う




back numberさんの「光の街」の一節


コンビニのくじで当たったアイスを食べながら


という歌詞とか、やられた!(^-^)ギャフン‼︎
と一人で勝手に思ってました




「有名税」ってやつがたまに僕を派手にぶん殴ってくるけど


できる限り歌詞については現実的でありたいな、と思ってる僕です。



ま、2016年の1月の時点では鬼龍院はそんなことを思っています。


来年リムジン乗り回してたらこのブログ削除しとくね!(^-^)☆




長く活動し、より良いものを作っていけるよう頑張ります




bye!