15万人の人生を踏みつける“効率”に
何の意味がある?
http://www.asyura2.com/15/
SEN 666 2015/4/23 13:05:04 投稿者: 赤かぶ
村上春樹公式USサイト「www.
村上春樹が原発推進派を徹底論破!
15万人の人生を踏みつける“効率”に何の意味がある?
http://lite-ra.com/2015/04/
2015.04.23. リテラ
村上春樹が原発反対の意志を明確にし、
大きな話題を呼んでいる。
村上は昨年、
ネット上で読者の質問に答える期間限定サイト
「
そこに寄せられたある質問メールに対する
村上の回答が大論争とな
メールの主は38歳の男性。
「原発NO!に疑問を持っています」
村上にこのような質問をぶつけた。
「
「この先スーパーエネルギーが発見されて、
いやもう聞き飽きた、このセリフ。
この質問者の疑問は、
「原発事故で死者は出ていない」「
しかし、この一見もっともらしい“へ理屈”に対して、
まず交通事故死についても対策が必要と前置きしたうえで、〈
つづけて
「死者が出ていないからたいしたことない」
という論理に疑問を投げかける。
〈もしあなたのご家族が突然の政府の通達で
「
と言われたらどうしますか?
そのことを少し考えてみてください。
原発(核発電所)
国家の基幹と人間性の尊厳に関わる包括的な問題なのです。
基本的に単発性の交通事故とは少し話が違います。
そして福島の悲劇は、核発の再稼働を止めなければ、
またどこかで起こりかねない構造的な状況なのです。〉
原発事故の被害を矮小化することなく、
交通事故とは次元がちがう問題であることを
原則論として語るだけ
従来の村上春樹では考えられないことだが、
「
踏み込んで批判しているのだ。
ネットなどではこの村上発言に対して
批判も飛び交っている。
そのほとんどは、
「死亡者と避難者を比べるのはおかしい」「
そもそもよく読めば、
あらかじめ含まれていることが分かる
〈それだけ(15万人)
強制退去させられ、
その心労によって命を落とされている方もたくさんおられます。
「数」の問題でいえば、
人生の基盤を奪われるという
死に匹敵する甚大な
「死者が出ていない」というが、
直接の死者がいないに過ぎず、
いわゆる「原発関連死」
いったん原発推進派の議論の土俵に乗り、
「数」の問題にも、「
そのうえで、本質は「数」の話ではなく、
「
「死亡者」の「数」の比較に還元することは、
この「隠蔽」と「矮小化」が何者によってなされるのか。
村上はその犯人をハッキリと指摘する。
〈「年間の交通事故死者5000人に比べれば、
福島の事故なんてたいしたことないじゃないか」
政府や電力会社の息のかかった「御用学者」
あるいは「
比べるべきではないものを比べる
数字のトリックであり、
そう、「政府」であり「電力会社」であり、
その息のかかった「
そして、
「
「
国民をだましてきたやり口を喝破する。
さらに、原発再稼動肯定派が大義名分とする
「効率」
〈効率っていったい何でしょう?
15万の人々の人生を踏みつけ、
ないがしろにするような効率に、
どのような意味があるのでしょうか?
それを「相対的な問題」
切り捨ててしまえるものでしょうか?
というのが僕の意見です。〉
実は、村上は以前にも海外で、
この「効率」という観点について、
それは2011年6月9日、
スペインのカタルーニャ国際賞授賞式で行われた
スピーチでのこと
村上は東日本大震災と原発事故に触れてこう言った。
〈(福島原発の事故は)我々日本人が歴史上体験する、
(広島・
しかし今回は誰かに爆弾を落とされたわけではありません。
どうしてそんなことになったのでしょう?(略)
答えは簡単です。
電力会社は主張します。
つまり利益が上がるシステムであるわけです。
また日本政府は、
原油供給の安定性に疑問を抱き、
推し進めるようになりました。
電力会社は
膨大な金を宣伝費としてばらまき、
メディアを買収し、
原子力発電はどこまでも安全だという幻想を
国民に植え付けてきま
まず既成事実がつくられました。
「
という脅しが向けられます。
原発に疑問を呈する人々には、
「
そのようにして私たちはここにいます。
ここには、
もったいぶったレトリックや気
当時、
「
公人としての貴重な発言」
「海外でなく日本国内で言ってほしい」
物足りなさを感じた向きも多かったことは記憶に新しい。
しかし、もともと、村上春樹といえば、
社会や政治などの“
主人公を作品のなかで描いてきた作家だった
団塊の世代でありながら同世代の作家たちとは一線を画し、
デビューから1980年代までの彼の作品は、
「デタッチメント(かかわろうとしない)」
ご存知のとおり、
1995年阪神淡路大震災、
とりわけ、
村上はますます社会的・
09年エルサレム賞授賞式での「壁と卵」スピーチは有名だが、
アメリカやオーストリアのインタビューで積極的に日本社
もっとも、
しかし、そんな村上がここに来て、
大々的に社会的・
これはひとつの変化と捉えてよいだろう。
前述の特設サイトでの回答だけではない。
今月半ばから、
毎日、東京、
そこで村上は、国際情勢について、
〈「テロリスト国家」
それを力でつぶしたところで、
と断じ、
安倍政権を牽制するような発言
〈ちゃんと謝ることが大切だと僕は思う。
相手国が「
それだけ謝ってくれたから、
と言うまで謝るしかないんじゃないかな。
謝ることは恥ずかしいことではありません。
細かい事実はともかく、
他国に侵略したという大筋は事実なんだから。〉
簡潔ながら、説得力のある言葉である。
これらの村上の発言についてさっそく百田尚樹が
「
ノーベル賞へのアピールかのように
揶揄していたが、
村上春樹はおそらく本気だ。
「政治」からも「本気」からも
最も遠いところにいた村上春樹が、
国内でここまで踏み込んでいるということは、
やはりこの国が相当に差し迫った危機に
直面していることの証なの
いや、ひょっとすると、村上は、
かつて自身が描いてきた小説の主人公のような人たちへ向けて、
「
「
“
本当にいいのか考えてみてほしい──
もしそれが村上の思いであるのならば、
是非今後も、
(酒井まど)
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コメント
01. 2015年4月23日 13:45:05
: c0MBe5q6oI
村上春樹の杞憂を多くの自覚的は母親や若者が共有している。 3月11日に、『報道ステーション』で古舘伊知郎が甲状腺がんの特集をやったが、「放射能防護プロジェクト」に参加している小平市の三田病院の取材動画はすべて削除されていた。 三田医師のもとには、東京、埼玉、神奈川、千葉などから連日、母親が子供を連れて検査に訪れ1500人ほどの検査を行ったところ、子供たち-特に、幼稚園児や小学生の子供の多くに有害な症状がみられ、それ以外に高齢者にも、いくつか重大な症状がみられたのである。 関東で尋常でないことが起こっていたのだ。 三田医師は「東日本からの避難を強く呼びかける」ことを始めた医師である。 http://blogs.yahoo.co.jp/pongisayoku/27050073.html http://alternativereport1.seesaa.net/article/267315740.html
http://blogs.yahoo.co.jp/pongisayoku/26921579.html |