僕に犬猫殺処分0の訴えを託してこられる方が増えてきている。
注意して欲しいのは、僕は「つながれ犬0」、「室内飼い殺し猫0」を訴えたいくらいのハードコアな動物好きだということだ。

近所の子が小さいから犬をつないでおけ、と言われたら「それならお前の子を安全なところにつないでおけ」と答えるだろう。犬は1日40キロを平気で走る動物だ。なぜ、つながれるのはいつも犬で、守られるのは人間なのだ?

車にひかれて危ないから、という人もいる。
いやいや、動物ひかないように運転しましょう。
沖縄の島では、昔は飲酒運転は黙認だがヤマネコひいたら村八分だった、みたいな話もきいたことがある。

僕は人権と等しく、生態系の権利を認めない限り、このどこまでも人間中心の社会構造、哲学、思想では、気候変動の問題に人類は決して対応できないだろうと確信している。そして何より、自然との共存を具現化することは、すべての人にとってもここちよい。生態系の権利を憲法に入れた、エクアドルの新憲法のことはちょっと勉強したいよね。

年間で合計20万頭以上の犬猫が殺処分されていると聞く。

瓦礫拡散などで散々いらつかされた環境省も、一応こういうことをやってる
http://www.env.go.jp/natu…/dobutsu/aigo/project/cheerer.html

こちらは結構、衝撃的な比較。
世界と比べてみた日本の殺処分の現状
http://www.ourpet-theworld.net/pet…/state-killing-dogs-cats/


ドイツは犬・猫の殺処分が、なんと「0」です。
そもそもドイツには保健所のような殺処分施設は存在していませんので、
殺処分という制度自体がないんです。
何らかの理由で飼えなくなったペットはティアハムというアニマルシェルターで
保護され、その中の約90%が新しい飼い主にもらわれていきます。
また、残りの10%もティアハムで生涯を終えることが出来ます。
ドイツの殺処分0は日本でも有名なことで、よく取り出されますが、
そこにたどり着くまでにどういった経緯があったのかという点を見習うべきでしょう。

そして、もう一つの動物愛護先進国のイギリスでの殺処分は、
約7000未満になっています。
イギリスにもアニマルシェルターがあり、年間で約10万頭の犬が
保護されていますが、殆どの子は飼い主がみつかります。
しかし、約7000頭に関しては病気を持っていたり、
性格が矯正できない等で安楽死されてしまう子もいます。
しかし、イギリスの安楽死は本当の意味での安楽死です。
安楽死といいながらも、
ガスで窒息死させて殺してしまう日本との違いはここにあります。