共産党との協力─政権はかなりハードル高いが、候補者調整は重要

週末(26日)に宮崎県で民主党県連大会に出席大会してきました。

その折に、無所属で参議院選挙に立候補することを表明している、読谷山洋司(よみやま・ようじ)さんを、民主党宮崎県連として推薦するという、そういう場に立ち会ってきました。近い将来、党本部に申請が上がってくれば、推薦決定をする予定です。

宮崎は、非常に保守の強いところです。他方で、社民党も一定の勢力を持っています。我が党は今、国会議員がいません。

そういう状況を考えると、この読谷山さんという素晴らしい候補者を、ぜひ社民党の宮崎県連からもご推薦いただき、連合とともにしっかりと推していきたい。そうすれば、必ず勝機はあると思っています。

全国で、民主党だけではとても届かないが、野党が結束することで、場合によっては勝利できる、そういう選挙区はたくさんあります。

なるべく野党が協力してやっていくということが、次の参議院選挙では非常に重要だということを、改めて強調しておきたいと思います。

共産党との選挙協力、あるいは協力について、いろいろな賛否両論、ご意見をいただいています。

私が申し上げているのは、候補者を調整する、つまり、ある1人区では、民主党が候補者を出している、そこに共産党が出さない、あるいはその逆も場合によってはある。

そういう意味での、候補者の調整というのは、非常に意味のあることだと、そのことによって、自民党に届かなかった人が逆転できると、共産党に流れていた票が期待できる。そういったことは非常に重要だと思っています。

ただ、志位委員長がおっしゃっているように、政権をともにするということになると、これはハードルがかなり高いと言わざるを得ないと思います。

政権をともにするということは、この安全保障法制を白紙に戻すということだけではなくて、安全保障や社会保障、エネルギーなど、さまざまな大きな政策について、考え方が一致していないと、1つの政権は構成できません。

そういう意味では、政権を同じくするということは、私は、ハードルはかなり高いと思っています。

現時点ではそれが1つの条件のようになっていますので、なかなか難しいのですが、しかし、志位さんは、政治家として、あるいは人間として、私は信頼していい人だと、今までの長い交流の中で感じています。これからもしっかりと話し合いをしていきたいと思っています。