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先ほど行われましたTOYOTA GAZOO Racing プレスカンファレンスにて、今年のトヨタモータースポーツ活動が発表され、僕がSUPER GT 500クラスから退く発表と、SUPER GT 500クラスに参戦するチームルマン監督就任の発表も
合わせてさせていただきました。
 
1998年から僕のGTレースのキャリアがスタートしましたが、18年ものシーズン、たくさんのファンの皆さんに、たくさんの素晴らしいチームに、たくさんの素晴らしいスタッフに、そしてたくさんの素晴らしいクルマ達に、出会わせてもらいました。
全てが僕の財産、宝物、そしてこれからの糧になります。
 
僕がこれまで長くSUPER GTに参戦できてきた理由は唯一つ、
誰よりもたくさんの皆さんに応援してもらえたからです。
 
それにもかかわらず、今日までご心配いただいているファンの皆さんに、この発表ができなかった事、日々申し訳なく思っておりました。
今まで応援いただきました皆様、本当にありがとうございました。
 
今年、僕はレーシングドライバー脇阪寿一として一つの節目を迎えました。
2005年にフォーミュラ・ニッポンを退き、今年SUPER GT500クラスから退きます。
これが意味するものは、いわばトップカテゴリーからの引退です。
今の率直な気持ちは、たくさんの方々に見守られながら、怪我なくモチベーションも高く終われた事に対する感謝、ただそれだけです。
本当にありがとうございました。
 
これからは僕が一番得意な事、“伝える“という作業に力を入れ、モータースポーツを、クルマ社会を盛り上げていきたいと思います。
よく言われます。
寿一のSNS凄いね!って。
何をおっしゃいますか!
メジャースポーツの選手からしたらまだまだです!
晩年、レースのプレッシャーに押しつぶされそうになりながら続けていた“伝える”って作業、トップカテゴリーのプレッシャーから解き放たれた今、現役やないからできる事、こんなもんやないですよ!
ここからが勝負です!
今までは脇阪寿一が”“脇阪寿一“を盛り上げてきました。
それに比べたら、脇阪寿一が他の優秀な若い選手を盛り上げるのなんて、わけない事!
トヨタモータースポーツから、すべてのモータースポーツを盛り上げられるように精一杯働きます。
まぁ見ていてくださいね!
 
それだけやありません。
トップカテゴリーからは退きますが、僕のブログタイトルにもありますよう、モータースポーツを盛り上げるため、まだまだ「走らなあかん!」です。
色々なカテゴリーで走りますので、そちらも応援よろしくお願いします。
 
 
SUPER GTにおきましては、
僕がトヨタに来たときに初めてお世話になったチームルマンの監督をさせていただきます。
ここ最近、苦労が多かったこのチームにタイトルを!
僕以来、遠ざかっていたタイトルをもたらすのが僕の使命です。
当時からお世話になった土沼社長、そして大嶋選手にカルダレッリ選手、申し分ないドライバーラインナップに僕の経験を融合し、チームルマン本来の力を呼び起こします。
あの頃の栄光を目指し精一杯戦います。
今シーズンのチームルマンに注目願います。
 
 
そしてスーパー耐久ですが、去年まで3年間のスポット参戦に続き、今シーズンはレギュラードライバーとして埼玉トヨペットさんの一員にならせていただきます。クルマは2015年チャンピオンカーのTOYOTA 86と、去年最終戦で僕と弟でデビューさせて頂いたトヨペット店のフラッグシップ車種、マークXの2台です。
僕は多分マークXを担当させていただきます。
埼玉トヨペットさんはレース活動を通じてクルマの楽しさ、素晴らしさを伝えるため、色々な活動をされていて、オンリーワンの販売店を目指されています。
その活動に対する熱意に共感し、僕も参加させていただく事にいたしました。
共に目指す方向を見据え精一杯頑張ります。
埼玉トヨペットの皆様、どうぞよろしくお願いします。
 
 
そしてGAZOO Racing 86/BRZレースにネッツトヨタ東京さんと共に参戦します。
正直言って今の86レースは出てすぐどうこうなるカテゴリーではありません。
しかし、ネッツトヨタ東京さんもまた、このレースを通じて販売店に来られるお客様に、クルマの楽しさ、素晴らしさを伝えたいとおっしゃいました。
このレースをベースに各販売店で色々な試みを計画されています。
そのお手伝いをさせていただきたいと思い、参加させていただく事にしました。
スケジュールによって参加するレースは全てではないですが、販売店の皆さんがモータースポーツを取り入れ盛り上げようとしていただいている事には精一杯ご協力させて頂きたいと思っています。
ネッツトヨタ東京の皆様、どうぞよろしくお願いします。
 
 
 
 
人によって違いはありますが、プロアスリートとしてある程度頂点を経験させてもらった人間は、それを頂点に、成績として、身体能力として、徐々に右肩下がりで落ちてきます。
これに見え方として、影響力として、時差が生じ、実力が下がった時にその評価が時差なく落ちる事はありません。その手前で実力は落ちているのです。
僕もまた例外ではなく・・・
普通ならば、この右肩下がりの途中に線を引かれます。
これが戦力外通告であり、シート喪失であり、普通のアスリートが経験するものです。
ですが僕は色々ありましたが、結果ファンの方々の応援をもらい今まで生かされました。
生かされたら生かされたで大変な事もいっぱいありますが、それはそれでありがたい事。
ですが、僕のその右肩下がりの線が去年のタイ戦で最下点を迎えました。
ボトムです。底です。
そんな所を経験できるアスリートって何人いるでしょうか!?
ほぼ居ないと思います。それまでにクビになりますから。
技量もメンタルも全て底。
それはそれは真っ暗な世界です。
そのタイ戦の無様なダメ様を、わざわざ取材に来てくださった“ジャンクスポーツ”が面白おかしくはしながらも脇阪寿一を応援したくなるような映像にしてゴールデンタイムで20分放送してくださいました。
その影響力たるや・・・。
その後、僕の周りには色々なアドバイスをしてくれる人が集まりました。
他のスポーツ選手も、お世話になってる方々も、レーシングドライバーもレース業界の方々も、土屋武士だって。
それで例の土屋武士とのストーリーに繋がっていくのです。(この頃の僕のブログを見てください。)
ドライビングは徐々に良くなり、それでもメンタルが上がってくる時差を理解しながら、さらには自分に力がついてきても、それをライバルたちが理解してくれるまでの時差をも計算しながら、トヨタに、チームに、関口に迷惑をかけながらも確実に確実にカムバック。
最終戦、セーフティーカーの運用のタイミングで周回遅れにはなりましたが、再スタート時には、トップグループの前でスタートし、一時はそれを引き離しファーステストラップを記録。
若い頃なら何も気にしなかったこのファーステストラップも、ここに至るまでの経緯がある僕にとっては、色々な仲間たちに後押ししてもらっている僕にとっては、非常に大切な大切なファーステストラップ、皆さんに感謝の気持ちを表すファーステストラップだったのです。
僕は戻ってきた!!
ある程度、頂点を経験させてもらえた僕が、右肩下がりで真っ黒な闇を経験し、それまで生かされ、さらにはある程度の上まで戻らせてもらった。
 
こんな経験できるアスリートいます!?
いろんな仲間たちとともに得たこの経験、感謝の気持ち、それを伝えられるって凄いことだと思うのです。
誰でもできることやありません。
 
ここで考えました。
今年、この先を見に行くか!?
このままモチベーション良く終わるのが最良か!?
だから答えを出すのに時間が必要でした。
 
皆様にこの決断をお伝えするのが遅れたこと、本当に申し訳なく思います。
 
最近僕の周りに若者が集まってきています。
レース中もそう、トレーニングもそう。
関口雄飛の影響でしょうか!?
それって、そう言うことですよね!
って思えたのも理由の一つです。
 
ここは挨拶ですから、全ては語りません。
 
詳しくは2月12日発売のオートスポーツでも見てください。
目印は僕がドーンと表紙です!!
昔からお世話になっている田中編集長、ライターは僕がF3の頃から取材してくれたり、GT総集編の取材をしてくれていた鈴木珠美ちゃん、そして写真は三橋カメラマンです。
今の気持ちを全て語ったつもりです。
 
 
危ない、危ない、全部ここで語ってしまうところでした。(笑
 
 
 
 
最後になりましたが、
 
レーシングドライバー脇阪寿一、一つの節目です。
 
皆様、今まで脇阪寿一をご理解いただき、応援いただき、ありがとうございました。
 
本当に感謝しています。
 
 
 
それでは、
これからレーシングドライバー脇阪寿一、第2章はじめます!
 
これまで以上の応援、ご期待、よろしくお願いします。
 



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 豊田章男社長、身にあまるお手紙、ありがとうございます。

これからも精一杯働きます。



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