地球憲法九条
オーバビー氏

ベトナム戦争で死んだアメリカ兵は
約50000人。
ベトナムから生きて帰国したあと自殺した
元アメリカ兵は135000人。
この話は、
写真家・星野道夫さんの
エッセイで呼んだことです。

生きて帰ってきたものの、
大怪我で体が不自由になって
希望を失った人もいるのでしょう。
たくさんのベトナム人を殺したことが
トラウマになって精神を病んだ人も
多いのではないでしょうか。

戦死者の3倍近くの元兵士が
帰国後に自死を選ぶ・・・
恐ろしい戦争の現実に触れた気がします。

イラクのサマーワから帰って来た
自衛隊員に自殺者が多かったのは
どういう理由だったのでしょう。
山本太郎さんの国会質問の中では
イラクから帰国後56人もの自衛官が
在職中に自殺した、と。
あれは本当に非戦闘地域だったのでしょうか。

実際には米軍と一緒に戦闘行為に参加した
ということで、
名古屋高等裁判所で
自衛隊のイラク派兵は
違憲判決が出て、これが
確定判決となりました。

 ★自衛隊のイラク派遣は高裁で
 「違憲」と確定。
http://www.haheisashidome.jp/index.htm

ベトナム戦争で死んだ韓国兵士が
約5000人、ということは
日本ではあまり知られていないのですが
これも現実です。
韓国兵が殺したベトナム人は
何万人もいるのでしょう。
韓国人はベトナム人が憎かったのでしょうか?
そもそも
たまたま自分が徴兵されていたときに
ベトナムに派兵されたアメリカ人だって
ベトナム人が憎かったのでしょうか?

ベトナム人の多くは、最近まで
アメリカ人よりも韓国人が嫌いでした。
理由はわかりますよね。

戦争をしかけた張本人よりも
それに協力したアジアの同胞に
より強く恨みを持つ・・・
気持わかりますよ。

ベトナム人は当時、沖縄を
「悪魔の島」と呼んでいました。
沖縄の米軍基地から爆撃機や
枯れ葉剤などの毒薬を積んだ飛行機が
ベトナムに飛んで来るからです。
これほどアメリカの戦争に協力しても
日本人の生命が守られてきたのは
九条のおかげなのです。
解釈改憲で自衛隊も安保も
認められた現実がありますが、
専守防衛という
最後の砦だけは守ってきたから
沖縄が「悪魔」役になっても
日本人は守られてきました。
このことを忘れてはいけません。

そもそも
どうして韓国人兵士は
ベトナム戦争に行かなくてはならなかったか?

韓国には平和憲法がないからです。
北朝鮮との戦争も休戦しているだけで
終わったわけではありません。
平和憲法が持てない状況にあります。

平和憲法をもたないアメリカの同盟国。
アメリカの勝手で始めた戦争に
このように深く協力して
憎らしくもない人々を殺しに出かけなくては
ならないのです。

日本(人)がいかにこの70年間
憲法九条にまもられてきたか♪

朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、
イラク戦争、アフガン戦争・・・などで
日本の軍隊に殺されたアジアの人々は
一人もいなかったのです。
九条をもっているだけで世界の平和に
貢献できるのです。

だから、世界の国々がみんな
「九条」を採り入れれば、そのときに
地球に本当の平和がやって来ます。

そのことに気づいた最初のアメリカ人。
元兵士の
Ch.オーバビーさんが、
日本は普通の国ではなく
「創造的に普通でない国」をめざすべき、と
日本国民を励まして下さっています。
是非、下記をお読みください。



1926年、アメリカ、モンタナ州生まれの
チャールズ・オーバビー博士は
B-29のパイロットとして
朝鮮戦争に従軍した、元軍人。
ウィスコンシン大学で博士号取得(機械工学)。
現、オハイオ大学名誉教授。
1981年中部大学(愛知県)客員教授として来日、
広島で原爆資料館を見学し、
“憲法第九条”の本来の意味を実感。
湾岸戦争後の1991年3月
オハイオ州で“憲法第九条の会”を発足させ、以来
妻とともに戦争を放棄した
日本国憲法九条の理念を
世界各地に広める活動を展開。
『平和のための在郷軍人の会』メンバー。


Ch.オーバビー著『地球憲法九条』から
引用しましょう。
日本国民への激励が書かれていますドキドキ

地球憲法九条中身

今の世界が求めているのは、
「創造的に普通でない国」、つまりは
従来の軍事力という規範から離れて、
非暴力、非軍事という斬新な路線を選び、
従来型とは一線を画したユニークな国家運営の
あり方を見せてくれる国なのである。
この路線こそが、
歴史が日本に対して懇願している点であり、
この地球という星に住む、お互いすべてにとって
憲法九条が残す希望に充ちた遺産なのである。

ここで大切なのは
主権者としての日本国民が果たして
自国政府にこの約束を果たさせるだけの力と
エネルギーと展望とを動員し得るか否か、
という点であろう。

それにしても、日本の指導者にとって
憲法九条の普遍的な意義と重要性とを
認識することが、なぜこんなにも難しいのか。
それも第九条が日本にとってのみならず
すべての国家と国連にとっての手本として、また
生き残りのための指針として
ユニークな潜在力を持っているというのに、である。

堂々と胸を張り、第九条の精神に見合った形で
その責任を果たしていく上で世界規模で
リーダーシップを発揮することが
なぜそんなに難しいのだろうか。

これらの問いに対する答えは、おそらく
歴史を通じて培われた
軍事中心主義の持つ魔性★
にこそ存在するである。
戦争とそのための準備とは普通の望ましい
社会活動である、とする考え方に
長くなじんできたからであろう。
この病気から癒されることは、日本のみならず
ほとんどの国家指導者にとって極めて難しい。

だからこそ戦争という名の不合理そのものの
残虐にピリオドを打ち、非暴力手段こそが
21世紀においては常態たるべきであるという
主張を組織し、それを集団的に
政府に迫っていく責任は、むしろ
一般国民の側にこそ存するのである。

************************

★オーバビーさんの本文の中にある
「軍事中心主義の持つ魔性」とは、
戦争の準備、あるいは戦争が始まると、
それによってめちゃくちゃ儲かる人がいて、
権力者の多くはそういう人たちに
つながっているのです。

平和は、祈り、願うものです。
その願いから行動が生まれます。
地球人にこの願いが広まれば、
平和は来ます。
「抑止力」などという言葉を使っている限り
それは軍拡競争そのものであり、
お互いに刀を振り上げたまま、それをたまたま
振り下ろさない間だけ、
見せかけの「仮の平和」が保たれるというのは
本当の平和ではありません。

「抑止力」は「こっちにはこんな武器があるぞ」と
他国をおどしていることです。
それは「武力による威嚇」そのものでしょう。
憲法九条に違反していますよ。(やぎりん)


ドキドキこのブログを訪ねて下さった方々に
幸運が訪れますようにクローバー


エッセイ『広い河の岸辺』も
大変好評で、販売中ですドキドキ

本の表紙
ドキドキやぎりんBOOK『広い河の岸辺』
(主婦と生活社)発売しました!!¥1000+消費税

完成した絵本表紙
ドキドキ葉祥明さんの絵本(文:八木倫明)
『ひろいかわのきしべ』(国土社)
発売しました!!


絵本『ひろいかわのきしべ』推薦文の
帯付きは初版のみです。
クミコさんと湯川れい子さんの言葉が
載っています。

ドキドキクミコさん
いま世界にあってほしいと思うものが
この絵本の中にあります。それは
暗い空をてらす、希望の光です。

ドキドキ湯川れい子さん
この歌は、これからの時代に愛され、
その時代を踏み越えて、
未来に継承されていくと信じています。


クミコジャケ写
合唱のスコアもついた
《広い河の岸辺》CD

本のご感想をお待ちしています。

やぎりんへのメールはこちら
yagirin88@gmail.com


7.20ソンリーサ
ドキドキアルパデュオ ソンリーサの
音の花束ブーケ1
7月20日(月・海の日)午後1:30開演
白寿ホール
(音響抜群のコンサート専用ホール)
千代田線「代々木公園」駅
小田急線「代々木八幡」駅から5分。

虹全席指定¥4000
お申し込み
やぎりん:yagirin88@gmail.com
または、アルパスタジオ ソンリーサ
電話/FAX(045)777-2229

ゲスト
やぎりん(ケーナ)
阿部志織(ヴァイオリン)
大熊慧(コントラバス)

予定曲
パッヘルベルのカノン
広い河の岸辺
牛乳列車
コーヒールンバ
コンドルは飛んで行く
ラ・クンパルシータ ほか



ドキドキ売り切れました。ありがとうございます。
7.23木星チラシ
太陽系にひとつ!
和とラテンの融合カルテット地球デビュー2周年
尺八、箏、ケーナ、アルパによる4人の管絃楽
★木星音楽団+大前恵子 戦後70年特別公演
第7回地球音楽会
★特別出演:クミコ
2015年7月23日(木)
午後7:00開演
9:00終演予定
東京文化会館小ホール(650席)
(上野駅公園口前)


厚木チラシ
8月1日(土)午後1:30
厚木市文化会館小ホール
たかこ・やぎりんバンド♪+枝元一代
Sound For Life 第7回
自由席¥2500
お申込み(やぎりんへ):yagirin88@gmail.com

★台湾に広がる《広い河の岸辺》
http://amba.to/1z1p6NO


★画期的気づき。日本人だけがすること♪
http://amba.to/1BxgC2b


★《広い河の岸辺》の本質
『小さな死』からの出発。
http://amba.to/1oBdnE3


★地球人が渡るべき河のこと
http://amba.to/1t0E3O6

***********************

「なにも知らない。なにもできない。
なにもない。
なのに、なにかを求めている。
自分の微力は、よく承知している。 
とるに足りない才能についても自覚している。

でも、せっかく生まれて来たのだから
感動したい。共鳴したい。
おなじ心のひとに会いたい。

それがせめて
みじかい生命の軌跡の中で
ぼくらが望むものではないか。

ところであなたは・・・。


★『詩とメルヘン』サンリオ刊
1982年4月号 編集後記 やなせたかし  
◎やなさたかしさんの限りない優しさ
**********************

★音楽、落語、ラジオ、読書。想像力が抗認知症?
http://amba.to/1osUvYd


◎パラグアイ・アルパとボリビアのケーナの
合奏がなぜ現地にはないか?
文化人類学的考察はこちらです↓
★パラグアイ・アルパとボリビアのケーナが
現地で合奏しない理由


★佐村河内事件に思う♪
新垣隆さんは音楽界のシラノ。


★被災地演奏をつづける理由(わけ)
被災地演奏旅費支援カンパ送り先
カンパご送金の方には
『愛とヒューマンのコンサート委員会』から
被災地演奏の模様のDVD-Rをお送りします。
◎郵便振り込み口座
00180-2-612135 
八木倫明


★関係性を育むことの大切さ。
『星の王子さま』関連エッセイは
こちら。


★エーリッヒ・フロムの愛の論理と音楽