誰がために生きるのか
きみのやりたいことは
きみの望んだものだろうか
きみのやりたいことは
まわりのためではないだろうか
なしとげたときの喜びは
きみを満たす喜びだろうか
なしとげたときの喜びは
きみに安堵だけをもたらしたのではないだろうか
誰がために生きるのか
きみはきみのために生きるのか
だれかを安心させるために生きるのか
記憶の空を紅蓮の炎が染めあげ
夜が沈む
きみのやりたいことは
まわりのオーダーにこたえることで
まわりを安心させるためだけのもの
きみのやりたいことは
きみの望んだオーダーではない
きみに安堵だけをもたらすもの
自分であり
自分を生き
自分になり
自分のオーダーに
自分がこたえていく
誰がために生きるのか
きみのために生きるのか
きみを満たす安堵のためだけに生きるのか
ひとつになれた夜明けには吐息は甘露となり
朝はかがやく
0352015