れんらくちょう | ハンサムおかんの子育て塾~発達障害児を育てるお母さんの心をサポート

ハンサムおかんの子育て塾~発達障害児を育てるお母さんの心をサポート

大阪を拠点に活動中。発達障害児を育てるお母さんに向けて「信じて見守る子育て」を発信しています。元毒親。息子の発達障害をきっかけにコーチングを学び、起業しました。「気質」×「コーチング」×「方眼ノート」でありのままの子どもを認めて伸ばす子育てを伝えています。

こんにちは!

 

ハンサムおかん☆きよみんです。

 

 

 

 

長男が小学生のとき

 

 

 

 

連絡帳が書けなくて

 

 

大変でした。

 

 

今振り返ると

 

 

「書けなかった」んだ

 

 

ということがわかるのですが

 

 

あの頃は

 

 

「(書けるのに)なんで書かないんだ」

 

 

と思っていて、

 

 

長男の大変さを

 

 

理解してあげることが

 

 

できなかったんだなぁ

 

 

と、ちょっと申し訳ない気持ちになります。

 

 

 

 

長男が連絡帳を

 

 

 

 

書けないのは

 

 

毎日ではありません。

 

 

しかも

 

 

一部は書いてあったりして

 

 

私が気づかないことも

 

 

ありました。

 

 

 

 

あるときは宿題だけを

 

 

 

 

書いていなかったり

 

 

あるときは間違いを消して

 

 

そこから先がなかったり

 

 

突然まったく別のページに

 

 

書いてあって

 

 

探すのにとても苦労したことも

 

 

ありました。

 

 

 

 

そこには

 

 

 

 

ADHDの特性による理由が

 

 

たくさんあったようです。

 

 

 

 

そもそも長男は

 

 

 

 

学校の机の上が

 

 

前の授業で使ったものとかが

 

 

片付けられずに

 

 

いっぱい乗っていることが多く

 

 

みんなが連絡帳を書こうと

 

 

机の上に広げているとき

 

 

まずはその片づけを

 

 

注意されて

 

 

やっていたと思われます。

 

 

それを全部机の中に

 

 

適当に押し込んで

 

 

それから連絡帳探し。

 

 

もちろんいろんなものが

 

 

ぎゅーぎゅーに押し込まれている

 

 

机の中なので

 

 

目当てのものを見つけるのは

 

 

とても大変で時間がかかります。

 

 

さらに

 

 

他に注意が向いてしまって

 

 

今連絡帳を探している

 

 

ということすら

 

 

忘れて他のものを

 

 

見てしまったりするので

 

 

余計に時間がかかる。

 

 

そうこうしているうちに

 

 

クラスは連絡帳を書く時間が終わり

 

 

次の授業や給食に入ったりして

 

 

黒板は消され

 

 

書けなくなってしまう。

 

 

先生の連絡帳チェックも

 

 

おそらくみんなが順番に

 

 

先生に持っていくのでしょうけど

 

 

そこも行かず

 

 

書けなかった連絡帳を

 

 

持って帰ってくる。

 

 

 

 

先生に

 

 

 

 

「書けなかったのでもう一度教えてください」

 

 

って言えばいいと

 

 

思うかもしれません。

 

 

事実私も

 

 

連絡帳を書いて帰らなかった日は

 

 

そう言ってました。

 

 

けれど

 

 

子どもだって

 

 

「怒られるかもしれないから言いたくない」

 

 

という気持ちや

 

 

「書けなかったことを伝えたくない」

 

 

というプライドは

 

 

ありますし、

 

 

そういう気持ちこそ

 

 

きちんと受け止めてあげないと

 

 

いけないんだなぁ。と

 

 

今はつくづく感じています。

 

 

 

 

本当に大事なことは

 

 

 

 

「書いてこなかった」ことを

 

 

怒ったり責めたりするのではなく

 

 

「書けなかった」

 

 

という事実をそのまま受け止めること。

 

 

そして

 

 

じゃあこれから

 

 

どう対応するのか

 

 

ということを

 

 

子どもと一緒に

 

 

考えることだったように

 

 

思います。

 

 

 

 

今後の対応と言っても、

 

 

 

 

「あしたからちゃんとするのよ」

 

 

では子どもは理解できませんし、

 

 

それができないから

 

 

こうなっているわけですし

 

 

低学年なら

 

 

「なんで書けなかったんだろう」

 

 

と聞いても

 

 

答えは出てこないことが

 

 

ほとんどだったりします。

 

 

本人は一生懸命

 

 

やっているつもりなので

 

 

「どうしてできない?」

 

 

と言われても

 

 

「さぁ~?」

 

 

となってしまうようです。

 

 

となれば

 

 

親がサポートすることも

 

 

考える必要があります。

 

 

たとえば先生にお願いして

 

 

親から確認できるようにしてもらう

 

 

とか、

 

 

書けなかった日は

 

 

クラスメートのお母さんに

 

 

お願いして教えてもらえるように

 

 

複数のお母さん人脈を

 

 

作っておく

 

 

とか。

 

 

それを子どもにも提案して

 

 

了解は得ておく。

 

 

電話で

 

 

本人がいる前で聞くときは、

 

 

本人の立場やプライドが

 

 

あまり傷つかないような

 

 

お願いの仕方も

 

 

考えておいたほうが

 

 

いいように思います。

 

 

 

 

高学年になれば

 

 

 

 

少しずつ自分で対応することも

 

 

増やしていきました。

 

 

自分でクラスメートに電話して

 

 

聞いたり、

 

 

時間割の変更は

 

 

全教科を持っていったり

 

 

最悪、「忘れ物もあり」

 

 

という前提で対応するとか、

 

 

宿題はなんとか学校で

 

 

提出時間までにやる。

 

 

ということも

 

 

「あり」

 

 

にしたり。

 

 

ただこれには親のほうも

 

 

「それもあり」を受け入れる

 

 

覚悟が必要でした。

 

 

 

 

私自身、

 

 

 

 

「あり」にしてしまうことには

 

 

ものすごく抵抗があり

 

 

覚悟を決めるのに

 

 

とても時間はかかりましたが

 

 

そこを越えたことで

 

 

精神的にはとても楽になり

 

 

結局は限界まで自分と子どもを

 

 

追い詰めずに済むようになりましたし、

 

 

長男のその後を見ていると

 

 

全教科持っていくのは重いし

 

 

忘れ物を申告したり

 

 

友だちに借りるのも

 

 

あんまり気分は良くないし

 

 

宿題をギリギリに仕上げるのは

 

 

朝みんなと遊べないし

 

 

大変なので

 

 

できればしたくない

 

 

と、ちゃんと考えているので

 

 

「あり」にしてしまっても

 

 

大丈夫だったなぁ

 

 

と思っています。

 

 

 

 

「連絡帳を書いてこなかった」

 

 

 

 

という

 

 

過去の事実を

 

 

何度も掘り返し

 

 

責めることよりも

 

 

事実は事実として受け止めながら

 

 

「じゃあこの場合、どう対応するの?」

 

 

という

 

 

これから先のことを見て

 

 

考えて行動する

 

 

という習慣を

 

 

いろんなところでつけておくほうが

 

 

今後のいろんなことに

 

 

対応できるようになっていくので

 

 

いいと思いますし

 

 

子どもとの会話で

 

 

そういう持って行きかたが

 

 

できるようになったのは

 

 

コーチングを学んだおかげだと

 

 

思っています。

 

 

 

 

中学生になってからは

 

 

 

 

連絡帳がないので

 

 

何かのときには

 

 

書きとめられるように

 

 

小さなノートをいつも

 

 

かばんに入れて置くように

 

 

言ってました。

 

 

最近長男に

 

 

「小さなノート、使ってる?」

 

 

と聞くと

 

 

「うん。一杯になったから自分で買って使ってるよ」

 

 

という返事。

 

 

あぁ~ここまで

 

 

やってきてよかったなぁ

 

 

と心から思った瞬間でした。

 

 

 

 

高校生くらいになると

 

 

 

 

スマホを持ち出しますし、

 

 

メモ機能などもあるので

 

 

今はそういうのも活用しているようです。

 

 

いろんな便利なもの

 

 

まわりのサポート

 

 

そういうものを

 

 

受け入れながら

 

 

それぞれに合ったやり方を

 

 

見つけていけるといいと思います。

 

 

 

 

発達障害があると

 

 

 

 

みんなが当たり前にできることが

 

 

当たり前にできなくて

 

 

苦労することが

 

 

たくさんあります。

 

 

けれど

 

 

「できないことを責める」

 

 

「みんなと同じようにできることを求める」

 

 

のではなく

 

 

「できない」という事実を

 

 

そのまま受け止めてあげること、

 

 

「じゃあ別の方法、出来る方法で対応しよう」

 

 

という形で

 

 

「これならできる」

 

 

を積み重ねていく方が

 

 

本人にとってもやりやすいし

 

 

自信もついていき、

 

 

いろんなことができるように

 

 

なっていきます。

 

 

そしてそのやり方は

 

 

すべての子育てに

 

 

使えるやり方だと

 

 

思っています。