公立図書館の在り方が問われる記事が出ています。

他市の事案なのでUPはどうかと思いましたが、鎌倉市も決して他人ごとではなかったかもしれない事案なので、まとめたいと思います。


鎌倉市は、2年前中沢が委員長の総務常任委員会で、佐賀県武雄市の市長が始めた自治体運営型通販サイトなるものの疑義について空転が続きました。

任意組合と鎌倉市が契約。

自治体間の消費税は申告義務がないので支払う必要がない。

ならば、鎌倉市は武雄市の消費税額を減額して契約しなくてはならない。

その消費税額は、出資比率によって算出される。

驚いたことに、出資比率を決めないで任意組合を作り、鎌倉市と契約。

消費税は、自治体にとって初歩。

それすらも算出できないような任意組合との契約は認められない。

武雄市長はブログやFBで中沢を罵詈雑言していたそうですが、無視。

中沢が一切絡んでくれないので、鎌倉市の担当課にまで電話をかける始末。

現市長与党議員に至っては、武雄市長のFBに事業開始できないことを謝罪などしている始末。

結果、鎌倉市は契約解除。


その武雄市が始めた、特定会社との指定管理図書館。

鎌倉市議会議員の何人も「素晴らしい」と視察に行っている能天気。

当時から、ネット上では問題山積。

鎌倉市も、公共施設再編計画の説明資料に、鎌倉市中央図書館の再編でこの企業の名前を記載。

「特定企業を載せるのは認められない」と削除。

その指定管理図書館が選定した購入図書が、あまりのも杜撰で各紙記事に。

コーヒーの香りがして音楽が鳴っていて、見たい本のところに手が届かない、と問題指摘される公立図書館。

一方、鎌倉市中央図書館は、8月末にメディアで絶賛。

いじめにあっている子供のいる場所として「図書館」もある。

鎌倉市は、学童保育でも登校拒否の子供を受け入れてきました。

いじめは許さない、という強い姿勢でいる鎌倉市教育委員会。

同じ公立図書館で両極端の取り上げられ方をしているのは、武雄市と鎌倉市の因果でしょうか。


公立図書館が今のままでいいとは思っていません。

選挙になると図書館に関わっている方たちが、特定政党の支持に回る。

そんな現状で改革などできるだろうか。

公立図書館を全く変えなくていいとは誰も思っていないと思います。

鎌倉市中央図書館も、まだまだ変えなくてはならないところもあると思います。

でも、企画展を計画したり、寄贈していただいた大正期の建物模型を展示したりと工夫をしています。

もっと利用しやすい図書館にしなくてはと思います。

そのために、公立図書館である必要があるような企画をこれからも期待しています。