2015年9月13日:パート2

 大阪で開催されたデジタル・グラフィック・アートのイベントを視察した。 自民党クールジャパン戦略推進特命委員長として、ぜひ足を運びたいと思っていた試みだった。 

 若いアーティストたちの才能が火花を散らしていた。 無理して行っただけの価値はあった。 クールジャパンのコンテンツとして大きな可能性を感じた。 どこかでもっと詳しく紹介したい。

 過去のブログにも書いた。 自分は過去20年間、参議院議員として活動して来た。 周りの人たちから、何度こう言われたか分からない。 「一太さんは、どうして衆議院を狙わないのか?そんなに長く参院にいても仕方がないじゃないか!」と。 「群馬県知事選挙に出て欲しい!」という声もあった。 実際、過去2度あった知事選出馬への要請はかなりマジだった。 2回とも丁重に辞退させていただいた。

 今だから正直に言うが、本気で衆院に鞍替えしようと思ったら、十分にチャンスはあったと考えている。 もっと率直に言うと、覚悟を決めれば、衆議院議員になることは可能だったと思う。 が、しかし、自分は自ら選んで参議院に留まった。 そのほうが政治家として「意味のある仕事」が出来ると信じたからだ。 もちろん、今もそう思っている。

 だからこそ、(高度な政治判断というものは常にあり得ると覚悟しつつも)平和・安全法制のような重要法案を「衆院の3分の2で再可決して成立させる」などということを許すべきではないと主張しているのだ。 参院としてこれほど恥ずかしいことはない。

 ただし、総理自身も「今国会中に成立させる」と明言しているこの法案が、万一(そんなことはないと信じているが)参院で「牛歩戦術」に巻き込まれるようなことになるなら、その時は「3分の2ルール」を強行されるほうがまだマシだ。 そのくらい「牛歩」には激しい嫌悪感を抱いている。

追伸:幾つかの新聞が、「菅義偉官房長官と谷垣禎一幹事長は続投の見込み」と報じている。 事実だとすれば嬉しい。 安倍政権を支える政府と党の要として、現時点でこの2人以外の顔は全く浮かばない。 


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」