私がお芝居を好きになったきっかけの作品。
そんな大好きな作品をBerryz工房でお届けした2009年から6年が経ち、2015年の今。
Berryz工房のスピリットを受け継いでくれたつばきファクトリーが『サンクユー ベリー ベリー』をミュージカルにリメイクしてお届けしました。
そして何かの縁があってか今回の『サンクユー ベリー ベリー』にも出演。
さらには演出という大役まで。
再演の難しさを感じました。
人って何かと比べたりしますよね。
自分もそうだもん。
私が大切にしているBerryz工房のみんなと創りあげた『サンクユー ベリー ベリー』
。
自分でいうのもアレですが、すごく素敵な作品をお届け出来たと思っています！
だからこそ、私が演出をしてあの『サンクユー ベリー ベリー』の印象が変わってしまわないかと心配でした。
でも、思い入れがあるからこそ演出をやってみたい！という気持ちの方が勝ちました。
演出としていざお稽古に挑んだもののやはりそう簡単にはスムーズに進まず…。
スタッフの皆様とも何度も意見を交わしました。
「最終判断は全部まあさだし、好きなようにやりな！」
と、プロデューサーの丹羽多聞さん、脚本家の塩田泰造さんからこのようなお言葉を頂きました。
だからかな！！
自分の中から何かが解放されたかのように、
“こうしたいです”
“ちょっとそれは違うと思います”
と自分の意志を貫きました。
私、良い意味で頑固だから！笑
こんな我がままな私の意見を取り入れて下さったスタッフの皆様に感謝です！
それに演出をやらせて頂いて気づいたことは、何かと比べる必要はない。
再演すると聞いた時“やるならBerryz工房のサンクユー ベリー ベリーを超えたい”と思っていました。
幕を開けて、皆様からの感想は賛否両論。
そりゃあ当然だ。
みんながみんな“良かった”となるわけない。
だからこそ、回を重ねるごとに良くなっていき、みんな伸びたと私は思っています。
良いか悪いか。
評価は皆様が決めて下さること。
でも
Berryz工房はBerryz工房。
つばきファクトリーはつばきファクトリー。
まったく違う作品を創ることが出来たのではないかと思う。
全公演終わりましたが、皆様の感想に甘えず、今後も自分を突き詰めて行きます！
あ。
これは自分の胸の中だけにとどめておこうと思ったんだけど、全公演終わったから話しちゃおうかな！！
『サンクユー ベリー ベリー』を再演するというお話を聞いた時に、前回演じさせて頂いた“服部葉子”を演じたいと思いました！！
だけど夢は叶わず！笑
思い入れがあって大好きな葉子を今回演じてくれたのは岸本ゆめのちゃん。
ゆめのはすごいよ！！
努力家だし葉子みたいにまっすぐだし！！！
何より、私の前で堂々と葉子を演じてくれたことに感謝です。
安心して2代目の服部葉子を任せることが出来ました！
(上から目線でごめんなさい…。)
そんな葉子に恋する六日坊主として舞台の上で生きれたことが嬉しかったです！！
つばきのみんなの頑張りに心打たれたし、演出家としていろんな角度から物事を見れるようにもなりとても良い経験をさせて頂きました！
私にとって、どちらも大切な作品。
またこうやって命を吹き返すことが出来て嬉しかったです。
劇場に足を運んで下さった皆様。
想いを届けて下さった皆様。
サンクユー ベリー ベリー！！
演出・六日坊主 須藤茉麻