施主さまが当方ご依頼時にメールで送って下さった写真です。
ここから高輪現場作業の検証と見積もりが始まりました。
当初は鉄階段塗装・手すり塗装・漏水が疑われる4階防水作業が検討内容でした。
しかし、北側面の壁面劣化が激しく、壁面の防水塗装もという形でお話が進み、一部外壁塗装も含めての作業がはじまりました。
オフブラック調の手すりと配管回りでしたが、かなり重苦しい雰囲気で建物が暗く感じましたので、手すりはグレー系の明るめなものを選定し、外壁はグレー系に振ったアイボリーとしました。
配管は外壁と同色にして、存在感を軽減。
手すりでしっかりとアクセントを付けているので、配管は同色仕上げの方がすっきりします。
ちなみに最近の業者さんに壁と同色と指定すると、間違いなく外壁用塗料で共塗りされてしまいますから注意しましょう。
今回は外壁用が関西ペイント(カンペ)の2液水性シリコンフラッグシップのアレスアクアセラシリコン、手すり・配管は対皮脂軟化性能に優れた同じくカンペの1液MシリコンHG+スーパー強化剤となっております。
1液塗料を2液化できる技術はカンペならではです。
当方がお世話になり始めた時、賃貸マンションである当物件は4階&5階は空室でした。
ただ、当方が工事を始めて間もなく5階の入居が決まり、去年の8月から空室であった4階も入居決定。
塗装でイメージ転換を図ったため、入居がスムーズに進んだのではと嬉しく思います。
実は当方でお世話になる賃貸物件の多くで同じ現象が起こります。
私自身、自分がこの物件に住まうならと言う立場、施主さまが維持しやすいようなご提案を常に心がけています。
塗ればよいと言うものではなく、施主さまが維持しやすい建物に改修し、住民の方が気持ちよく過ごせるバランスを考える。
これが当方のもっとも基本的な考え方です。
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