シーナさんは、私の憧れだ。
めんたいロックな時代に当然シーナ&ザ・ロケッツを知り、
シーナさんのファッションやポーズの真似をした。

札幌にライブに来た時は、一番前でうっとりガン見した。
シーナさんと鮎川さんは、
ブロンディーのデビーとクリスのようだと思い、
私もそういう男子を探した(が見つからなかった)。
でもやっぱり女の子のロック世界が好きで、
ゴーバンズでガンバッたら、お会いすることができた。

といっても仕事ではなく、
ロッカーズのぶーにゃん(谷信雄さん)とシナロケのライブに行った時のことだ。
ぶーにゃんは当時ゴーバンズのサポートメンバー。
シナロケとは「めんたい仲間」なので、
私は「あとで一緒に楽屋に行けるかも」などとせこい期待をしていた。

しかしライブ中、ステージ上のシーナさんが突然、
「今日は谷くんとゴーバンズの森若ちゃんが観に来てるのよ」
とおっしゃったのだ。
いや正確には「ロッカーズとゴーバンズ」だったかもしれないし、
「谷と森若」だったのかもしれないが、
とにかくシーナさんの声が、
ぶーにゃんと共に『ゴーバンズの私』を呼んでいる事実に、
舞い上がると同時にビビった。
しかも、
「ステージに上がって来なさいよ~」
ともおっしゃったのだ。
「ひええ」と心で叫びながらも、
上がりました。シナロケのステージに!
しかし「イエ~イ!」などとは言えず、
「失礼します~。。今日はお客さんとして。。超フツーな感じで来たので。。」
というフツーモード全開な私に、
シーナさんは薔薇とかダリアようなカリスマ笑顔で、
「アナタはいつでもステージに上がれるようにしてなくちゃダメよ~」
と、シーナロック魂を注入してくださった。

ロックステージに咲く花のような華やかさと、
スウィートでスパイシーな「ラブリー存在」が、
「女の子がロックをやること」
なんだと思ったあの瞬間を、私は今でも鮮明に憶えている。

だから私は、これからもシーナさんの真似をすると思う。
もちろんモノマネではなく、
私はゴーバンズとして、
シーナさんのように、
ラブリーでハッピーなロック魂で歌うのだ。

シーナさんへ
これからバレンタインデーはシーナさんの日ですね。
レモンティー味のチョコレートがロックンロールする日です。
そして私は最新アルバム「ROKKET RIDE」を聴きます。
女性としてのロック人生の在り方を、たくさん教わりました。
心からARIGATO&LOVE&ROCKです。

追伸:ぶーにゃん、天国でシーナさんをよロックね&ARIGATO!