アルキヘンロズカン④ついにラストだ!結願(けちがん)だ! | 本の匠 ビンテージコミック探検隊

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ビンテージコミック(ヴィンテージコミック)とは昭和30年~の新書刊マンガのことです 
このブログは、そんな昭和のお宝マンガ、絶版マンガ、封印作品など探求していきます

今回、衝撃だったニュースは



私の大好きだった女子プロレスラー
北斗晶さんが乳がんで右乳房
全摘出手術を受けた事だった


「オッパイが片方ないのは、洋服の
上からでも分かるんだけど、
どうしても自分ではまだ右胸を
見る勇気がなくて…。

見たら、パニックになっちゃいそう
なので、もう少し落ち着いたら、
気持ちをしっかり持って1歩進
めればと思います」

と、ブログで語っていた


自分もこの前、胃癌で摘出手術
を受けたばっかり…


いまだにお腹の傷を見るのが辛いし
再発の可能性も考えたら怖い


(全く痛みはないのですが
風呂に入るときに鏡で見たら
辛くなってしまうので、
ついつい目をそむけてしまう)




ましてや北斗さんは女性

かなりのショックだと思う



ネットで、ブログは金のためだとか
いろいろ叩かれているが…


(こういう時でも悪口しか言えない
人がこんなに多いとは!
心が病んでいるとしか…)


この心境をブログで書いてる
北斗さんは凄いと思う


女子プロレスラーとしても「プロは
見せる」
のがトップレスラーの証

北斗晶が入場しただけで当時の
ファンは魅了されたものだ
(それまでの会場のムードが変わって
しまうのだからオーラが違っていた)

見せると言う意味からすると
タレントとしても北斗さんは
プロ中のプロなのだ
と思う


プロだからこそ、こういう時
でもブログに書けるのだ


ちなみに自分は闘病中に
知人の女性から
「大丈夫?元気?何してる?」
とかメールで何回も聞かれ
嫌だった
パンチ!

心配してくれたのは分かるが
こういう時はそっとしてほしい
ものだ!入院中はガンの事を
忘れてノンビリしたいのに
聞かれるとイヤでもガンに
ついて考えてしまうからだ


ある女性記者が

病院からでてきた川島なお美さんに
「お墓を買ったんですか?」
「ご主人にあてた遺書があるとか?」

と言う質問をしたそうだが人として
どんなものなのだろう?)



負けるな!
デンジャラスクイーン


応援します



生きてるうちにやっておきたい
(バケットリスト=棺桶リスト)
の一つに入れたのが

『歩き遍路』



88箇所の札所を廻り終えることを
「結願(けちがん)」と言う





88箇所目で煩悩が無くなり、
願いが結ばれると言われている





結願した瞬間…

鹿出奈子(シカイズナコ)に
くっついていた女の子の幽霊
は、らい病と肺病で亡くなった
お父さんと再開できたのだ


お父さんの後にはお大師様の姿

包帯をとったお父さんの顔は
綺麗になっていた





漫画に自信をなくし
マンガから逃げるように
四国に来た作者だったが…


この「アルキヘンロズカン」
自主出版して同人誌として
売っていたら


出版社の目にとまり


見事、双葉社から単行本として
出版されたのだ!




アルキヘンロズカン : 上 (アクションコミックス)





アルキヘンロズカン(下) (アクションコミックス)



そして、この作品が
第16回 文化庁メディア芸術祭
審査委員会推薦作品に選ばれたのだ




そして、ついに天下の講談社
連載を持つことになる





エロ幼女マンガ家から



『歩くマンガ家』としてデビュー
(面白そうだからと
無理やり歩かされる事に…)



主人公は「アルキヘンロズカン」と
同じく作者の分身


鹿出奈子(シカイズナコ)

『敗走記』



敗走記(1)





なんと!プロモーションビデオ
まであるのだ


しまたけひと先生も登場します




歩く漫画家として関が原の合戦で
敗れた西軍、島津義弘の敗走経路
いわゆる「島津の退­き口」を追体験




この作品にも「アルキヘンロズカン」
のもう一人の主人公だった
キヌさんが特別出演で登場する





ひきこもりだったキヌさんは
幼稚園の先生になっていた
(お婆ちゃんが園長)



イヤイヤ歩いていた作者は


途中で辛くなって電車に乗って
逃げ出してしまったのだ
(これで漫画家として終わった
と思い担当編集者に電話したら
「じゃー、その逃げ出した事も
マンガに描きましょう」

言われ
「失敗したことも描けるのが
プロの漫画家でしょう」

と励まされるのだった。

これがテレビジャンプだったら、
この時点で終わっていただろう
さすが天下の講談社!)


感動のラストは泣けました




これ理屈抜きに面白いので
お勧めです↓

敗走記(1)





ぜひ次回描いてもらいたいのが

伊能忠敬 日本一周の旅
『日本地図を書いた男』

とか

『ユーラシア大陸横断歩き旅』
『南北アメリカ大陸縦断独り歩き』

(電場少年はヒッチハイクでしたが)


『南極歩き物語タロ・ジロの真実』
(ここまで来たら冒険家!)


どうでしょうか?


来月のブログの予定は…


中国で実写版「ドラえもん」の映像が
公開されて、ネット上で話題になっている

ドラえもんを演じるのは

本物のネコ




そんなバカなと思ったのだが






ネコが可愛いので許してしまった

(ニャーの鳴き声でメロメロ)
ラブラブ!

という事で来月は

『ドラえもん』特集です





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