小児科とはいえ年頃の女の子を診察するときには色々と気を遣うもんです。
15歳、中3までは小児科ですから、中にはもう体は完全に大人、って子も受診に来られます。
思春期真っ盛りの女の子の診察を、男の医師である僕がやるってのは中々難しいものです。
例えば聴診一つにしたって、小さい子にするようなわけにはいきません。
そういうを気にしだす時期ですから、服の下から手だけを入れて聴診するだけにして、主に背中の聴診と打診で診察するようにしています。
ちなみに当院はパパママのお風邪も診ていますが、ママの診察はより緊張します・・・
病院によっては院長の方針で女性でも看護師が有無を言わさず服を全部上げてオッパイ丸出しにさせて診察するところもあるようです。
たまに外勤で他の病院に行ってママの診察をする際に看護師がそれやって、こっちがビックリしたもんです。
その病院の方針ですからママのほうもそれが当然だと思っているようでしたが。。。
当院ではママの診察は基本的に胸の聴診はしません。
主に背中の聴診と打診でなんとかしています。
まあ所詮は、というと誤解が生まれるかもしれませんが、所詮は子供のついでにみる風邪ですので、チャチャっと済ませて薬を出して終わりにしてます。
胸の聴診となると、服もブラジャーも外さないとできないので、それでは時間がかかって仕方ないし、何より僕がこっぱずかしいのでやりません。
「こっぱずかしい」と考えてるってことは変なことを考えれる証拠だろ、と言われるかもしれませんが、僕だって人間なんです。気は遣います。
このように僕ら男性の医者が女性を診察するときってのは、色々と気を遣うモノなんですよ。。。
例えば女性を診察する際には必ず女性の看護師を横につけなければなりません。
診察中、医師と女性患者が二人っきりにならないようにしているんですね。
これは必須の事です。
たまに、締め切って看護師も外させて医師だけが診察した、なんて話を聞きますがあれは本当はダメです。
そういうのはもうドラマやAVの中だけの話だと認識しておきましょう。
そりゃ、医師がヘンなことをするからと言ってるわけではありませんが、それでも患者さんが女性である以上配慮は必要です。
裸にされてあちこち触られたとしても、横に女性の看護師さんがいてくれたら、医師のやってることはセクハラじゃないんだと安心できるでしょう。
看護師にはそういう役割もあるんです。
看護師を外させて診察しようとされたら、、、気を付けましょう。