厚生労働省が発表した日本人の平均寿命は女性で86.83歳、3年連続世界1位、男性は80.50歳、世界3位となっている。
 私が生まれた1948年頃は、人生50年と言われ、小学5・6年生の時、担任の先生から「人生60年、あっという間だ。しっかり勉強するんだ」と言われたことが懐かしい。
 長生きは尊いことだ。長生きして良かったと言える、言われる社会にしなくてはならない。
 最近、お年寄りに会うと「長生きして迷惑をかけるのでは、負担になるのでは」と遠慮気味に、また、控え目に話す人が多くなっている。
 社会に貢献した、働いてきた人たちに笑顔と心の健康を与えるのも政治である。
 人生の先人・先輩に敬意を表するためにもお年寄りが安心して生活できる環境をしっかり作って行きたいものである。
 改めて「子供叱るな来た道じゃ。年寄り笑うな行く道じゃ」をお互い考えて行こうではないか。
 翁長沖縄知事と菅官房長官が昨日会談し、翁長知事は「承認取り消し」を示唆したと報道されている。また、話し合いは継続していくとも出ている。
 いずれにせよ、沖縄県民の思いを尊重すべきである。地元の理解なくして辺野古埋め立てはすべきでない。
 私は沖縄県民の思い、心を支持し、応援して参りたい。
 自民党が国会で成立した参議院選挙法改正で合区になってしまい、選挙区から出られなくなった議員の救済を検討していると新聞に出ている。
 議員は選挙で選ばれる。党公認にするかどうかは党が決定権を持つ。議員が個人の利益、既得権を持っているかのような動きは政治不信をまねく。
 いわんや良識の府、参議院と言うならより質の高い見識ある専門性を持った議員を送り出すことを考えるべきである。
 衆議院のカーボンコピーと言われないためにも議員救済より政治家のレベルアップを第一に考えるべきと思うのだが。
 昨日、参議院議員だった中村博彦氏の3回忌で徳島にお参りに行く。
 中村氏がお元気であったならばどんな参議院改革をしたか、色々思いをめぐらせた。
 老人福祉に情熱を傾けられた在りし日の中村博彦氏の偉さを改めて感じたものである。