熱中症とは、
身体の中と外の「暑さ」により、体内の水分や塩分のバランスが
崩れたりするなどして発症する様々な体の不調の総称です。
人間は24時間周期で体温を36~37度に調整している恒温動物で、体内の末梢血管拡張や発汗のメカニズム等、異常な体温の上昇を抑える為の効率的な調整機能が備わっています。
この調整機能がうまく機能しなくなると体温が著しく上昇し、熱中症と呼ばれる状態となります。
熱中症に関する知識を身につけ、正しく予防するためのツールとして、このチェックシートを活用してみるのもおすすめです。
http://www.kensaibou.or.jp/data/pdf/leaflet/kinkyutaisaku_jishutenkenhyo.pdf
職場における熱中症予防対策
自主点検表
①WBGT値(暑さ指数)を知っていますか。
②WBGT値(暑さ指数)の低減を図っていますか。
③休憩場所は整備していますか。
④高温多湿な作業場所などでの連続作業時間の短縮を図っていますか。
⑤高温多湿な作業場所に労働者を就かせる際に、順化期間を設けていますか。
⑥自覚症状の有無にかかわらず、労働者に水分・塩分を摂取させていますか。
⑦労働者に透湿性・通気性の良い服装や帽子を着用させていますか。
⑧作業中の巡視を行っていますか。
⑨健診結果に基づき、就業場所の変更・作業転換などの措置を講じていますか。
⑩日常の健康管理について、労働者に指導していますか。
⑪作業開始前・作業中に、労働者の健康状態を確認していますか。
⑫体温計等を常備し、必要に応じて身体の状況を確認できるようにしていますか。
⑬熱中症を予防するための労働衛生教育を行っていますか。
⑭熱中症発症に備え、緊急連絡網を作成し、関係者に周知していますか。
⑮熱中症を疑わせる症状が現れた場合の救急措置を知っていますか。