昨日は塗装用品最大手、大塚刷毛のマルテー祭に足を運びました。

とあるブースでアンケートをしていたので立ち寄ると、間もなくの市販化を目指す外壁下地調整材用ローラーのテストペイントコーナーでした。

ひと塗りふた塗りして、アンケートに答え、下地調整材は関西ペイントの弾性ホルダー防水型(弾ホル)&シリコンクラフトを使い、弾ホルは砂骨ローラー指定だから砂骨ローラーを使うけれどとお話したときに、担当者の顔色が変わりました。

そのローラーは、メーカー指定に従わず、一般ローラーで簡単に施工したい業者さんが多すぎ、粘度の高い材料でも軽い力で転がせるローラーをという現場からの突き上げで開発したとのこと。

『私たちは長年、美しい仕上がりを目指して開発を進めてきましたが、最近では作業性重視、価格重視ばかりを言われ寂しい限りです』と気持ちを吐露したメーカー担当者の姿に職人の劣化を改めて感じたわけです。

私もまだまだ修行の身ですが、職人たちが劣化してゆく流れに逆行すべく、腕を上げて対抗してゆかなければならない、そう心に誓いブースをあとにしました。

※写真は本文とは関係ありません。

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