神社2/名前 ・由緒 | 獨と玖人の舌先三寸

神社2/名前 ・由緒

●名前――
神社の名前の付けられ方にはいくつか種類があって、まず一般的なのが地名です。鹿島、八坂、春日、諏訪、宗像、日枝などなど。
次に御祭神名を冠するもの。稲荷、住吉、八幡、天満宮、丹生都比売(にうつひめ)などです。稲荷神社や八幡宮など全国に広く分布するものは、それらの社名にさらに地名を冠することが多いです(伏見稲荷大社、函館八幡宮)。
勧請地名 + 御祭神名 というのが通例に見受けます。
それから、奉斎する氏族の名前を冠するもの(倭文など)、祭神に関連する語句を冠するもの(平安、八重垣など)、神社の種別を表すもの(招魂社、祖霊社ほか)、祭神の座数によるもの(六所宮、四柱神社ほか)などがあります。
また由来の明確にならない神社も少なくありません(浅間(せんげん)など)。

日本古来の神々は訓読みで呼ばれてきました。しかし天満宮は音読みで、八幡宮や浅間神社など湯桶読みや重箱読みもあります。音読みで社号を読むのは仏教の影響で、天満宮はそのもととなった天満天神の祭神名自体が仏教の影響を受けているため、漢語の社名になりました。
八幡宮と浅間神社はともにかつては“やわた”“あさま”と訓読みしていたのですが、神仏習合の折に仏教の影響で音読みが定着してしまいました。

原則として全ての神社の名を“――神社”(宮号、神宮号を除く)と称するようになったのは近代になってからです。“――明神”、“――権現”などと神名をもって社号としていたところ、“――稲荷”“――八幡”など神社部分を省略していたところ、“――社”としていたところなど数々ありましたが、全て“原則”として「――神社」と称することになったのです。

某のmixiアルバムでは、“湯島――”、“神田――”、“根津――”などがあります。

権現号の使用禁止とこれを関連して、排仏政策によるものだという指摘もあったようですが、国家管理の施設として合理化を図ったというところに納得できます。終戦まで、近代において神社は国家施設であって、法令上の規則により神社と認められるには備えるべき設備や財産などの条件が設けられていて、それ以外は“神社”と認められなかったのです。

戦後の昭和22年、国家管理から解放されました。


※御由緒――
・稲荷神社「神社/稲荷神社・神号

・八幡宮 mixi「鶴岡八幡宮 ・八幡神/

・浅間神社 mixi「花園神社/浅間神/酉の市/

・愛宕神社 mixi「愛宕神社 天狗/港区愛宕・青松寺/

・日吉神社 mixi「山王日枝神社 “猿”・山王信仰/産土神/夏越の祓/随神像/

・戸隠神社 mixi「湯島天満宮(湯島天神、湯島神社) ・天神信仰 ・菅原道真 ・神使(牛) ・戸隠神社/

・天満宮「天神(雷神) ・稲妻

・厳島神社 mixi「厳島(00.02.29)

・氷川神社 mixi「“氷川神社”3

・久伊豆神社 mixi「久伊豆神社(埼玉県越谷市)/越谷吾山/生け贄/白羽の矢/

・香取神社 mixi「越谷2 香取神社/近藤勇/相馬主計/有馬藤太/

・諏訪神社 mixi「諏訪神社/諏訪大神 (荒川区西日暮里)


※その他、靖国神社、鬼子母神、素盞雄神社、神田神社、根津神社、秋葉神社、白山神社、大神神社、大鳥系etcetc...
以上はmixiで記事になっています。御神徳なども記してます(一般の方には「ご利益」、「縁起」と言えば通じますかねw)。どうぞそちらをご照覧ください。