テーマ:オペラ
2003年「ジュディッタ」
オペレッタ「メリーウイドー」を録画で観た。
メルビッシュ湖上音楽祭(ドイツ語: Seefestspiele Mörbisch)は
オーストリアのメルビッシュ・アム・ゼーで開かれるオペレッタ音楽祭。
毎年夏にノイジードル湖上のステージで
主にウィーン・オペレッタなどが上演され、
約20万人を動員している、とか。
夏の宵、湖上の風に吹かれながらの観劇はさぞや、でしょう。
客席はなんと」6000(!?)
2005年に上演された「メリーウイドー」、
暑さも吹き飛ばすような愉しい作品になっていた。
第1幕 通常は「国王の誕生祝賀会」のシーンからの始まりが、
パリの大使館前、さまざまな人々が行きかう。
曲はメリーウィドウのメドレー。
財政事情が悪化しているため、
大使館の金品を売り払っているという設定。
国庫の財政危機をここでだして、物語の伏線としている。
大使館内の大広間となり、「国王の誕生祝賀会」。
ダニロが酔っぱらってマキシムから帰ってくるシーンでは、
ニグシュとの掛け合いも楽しい。
野外オペレッタなので、歌手もマイクをつけて。
演出としてはオーソドックスなので安心。
衣装・美術などすばらしく、
よくあの巨大な空間を、と感嘆。
第2幕、電飾と噴水。噴水には拍手が起こって。
パリ風の瀟洒な場面から、民族風にかわり、
バルカン風の踊りも、大人数でたっぷりと。
「ヴァリアの歌」、アンコールもあって。
「女、女、女のマーチ」を男声に続いて、
女声も「男、男、男」と歌う。
第3幕はあのマキシムの場。電飾が華々しい。
「グリゼッティンの歌」に乗せて、たくさんの踊り子が舞台に登場。
カンカンのシーンはこれでもかというほど
アクロバティックな踊りもたっぷり。
そして、お約束のハッピーエンドのフィナーレ。
エンターティメントに徹したオペレッタ「メリーウイドー」!
◆出演
ハンナ・グラヴァ(富豪の寡婦): マルガリータ・デ・アレラーノ
ダニロ・ダニロヴィチ伯爵(公使館つき書記官): マティアス・ハウスマン
ミルコ・ツェータ男爵(ポンテヴェドロ侯国のパリ公使): ハラルト・セラフィン
ヴァランシエンヌ(パリ公使夫人): エリーザベト・シュタルツィンガー
カミーユ・ド・ロシヨン(パリのだて男): マルワン・シャミーヤ
カスカーダ子爵:ダニエル・セラフィン
ラウル・ド・サン・ブリオッシュ: アレクサンダー・クリンガー
ニェーグシュ(パリ公使館員): エルンスト・コナレク
<合 唱>メルビッシュ音楽祭合唱団
<管弦楽>メルビッシュ音楽祭管弦楽団
<指 揮>ルドルフ・ビーブル
<美術・衣装>ロルフ・ランゲンファス
<演 出>ヘルムート・ローナー
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2007年「ウィーン気質」