"ウォーリーを探せ"の謎に迫る | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

"ウォーリーを探せ" の大きな謎の一つは、北米では、"Where's Waldo?"  イギリスやなど大半の英語圏では "Where's Wally?" となっている。
すなわち、探されるべき人物の名前が違う。主人公の名前が違うのである。
これは、大きな謎である。今日は、その謎に迫ってみたい。
どこまで解明できるか、、?
$BOOTS STRAP from wikipedia. U.S.

ウォーリーは、英語圏以外では、様々な呼び名で呼ばれている。
フランスやカナダのケベックでは – Charlie。ドイツでは – Walter。デンマークでは – Holger。
イスラエルでは  – Effy。インドでは – Hetti。クロアチアでは – Jura、など。

この辺りは、呼び名が違うのは、発声上や文化的な違いがそうさせると考えてもいいだろう。
英語圏で呼び名が、違うのはどうしてだろうと思う。

そこで、Waldo の本場、こちらのアメリカ人講師に質問してみた。

彼は、小さな外国語スクール(私)が、先日、この質問をするまで発祥がアメリカだと思っていた。
彼なりに調べて、著者がイギリス人 (Martin Handford) であることを知り少し驚いたと言う。
出版物の背景の絵もアメリカっぽいものだったし、アメリカ発祥を信じて疑わなかったと言う。

彼に質問した。
「Wally と Waldo 名前が違うが、
北米でWally にすると、何か問題でもある?
例えば、宗教的、政治的な重要人物がその名前であったとか?」
彼の回答は、
「Waldo をWallyにしても、おそらく何の問題もない」という。

「Waldoという名前、英語にすれば、少しおかしいのではないの?」
「英語っぽい名前でないのは事実。でも、抵抗があるほどではない。
アメリカは、世界中から人々が集まっているからその名でもOK! 問題なし」という。

Wally の登場人物の名前を見てみると、手がかりになるものがあった。
様々な登場人物が出て来るが、作中人物に、『アンチWally』なる人物がいる。
彼の名は"Odlaw" 。黄色と黒の縞模様の服を着ていて、Wallyに叛旗を翻す邪悪な人物とされる。

その"Odlaw"の、逆読みをすると、Waldo となる。
この謎を解く人物として、こちらのスペイン人講師の登場となる。
彼女に訊いてみると
Odという接頭辞は、アンチを意味する言葉となるそうだ。

そうすると、Od-lawは、『無法者』を意味することになる。
Waldoは、その逆だから、善良者というイメージが付与されることになる。

アメリカに住む人口のかなりの高率で、スペイン系の人が住んでいる。
その人に対する無意識の暗示的なメッセージではないかと、
小さな外国語スクール探偵(私)は、推測する。

彼が『絵』の中で描いたWally を読者が探し出すように、
『絵』だけではなく、ほかの、さりげない謎を作者は、ワザと残していたのではなかろうか?


隠れた『ウォーリー』の一つを見つけたような気持ちになった。


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<了>
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