イソフラボンの功罪スピンオフ企画!

前回までの記事はこちら→ Vol.1

                 Vol.2

                 Vol.3

                 Vol.4



イソフラボンがエストロゲン様作用を持つというのは大丈夫ですよね。(詳しくはVol.2)


自然界には大豆イソフラボン以外にも、エストロゲン様作用を持つものがあります。


ある文献によると、大豆、黒豆、あしたば、インゲンマメ、エダマメ、サヤエンドウ、菊の花、山東菜、青シソ、ターサイ、黄ニラ、モヤシ、アボガド、ザクロ、山椒、オオバコ、ドクダミ、 ホップとこんなにたくさんの植物にエストロゲン様作用が見つかったそうです。

(参考文献http://www.jst.go.jp/kisoken/crest/eval/jigo/20040611/8_endocrine/endocrine_02.pdf

植物以外にも気になるものも・・・。

ここでは私がエストロゲン様作用関連で気になったものについて取り上げます。



1、ザクロ


以前に、ザクロジュースでバストアップ効果があるんじゃないかって


話題になったことがありましたよね?


真偽のほどは置いておいて、なぜザクロでバストアップ?


それはエストロゲン作用です。


ザクロは種子にクメステロールという成分を含んでおり、

           (ポリフェノールの一種)


これが大豆イソフラボンよりも強いエストロゲン様作用を示すのです。


しかし、種子にのみしか含まれていないので、


ちょっとしたジュースなんかに含まれているかどうかは不明。


国民生活センターは、調査対象となった健康食品全てにエストロゲン様作用は無かったと発表しています。


私自身の経験では、ザクロジュースで赤ちゃんができたという人の話を聞いてきた母に、ザクロジュースを飲むように勧められ、飲んだことがありました。おいしかったし、お肌の調子が良くなったような気がしましたが、経血量が増えたように感じました。子宮筋腫の手術前だったので、もしかしたら、筋腫を大きくしてしまったかなとも思いました。ジュースを飲む前の筋腫のサイズを測っていないので、わかりませんが。


結論としては、一般的な健康食品やジュースではそれほどエストロゲン様作用は期待できないのではないかと思いますが、中には種子まで絞っていますというものもあるようなので、注意が必要です。なぜ注意が必要かというのはVol.2 で。



2、山芋類(長芋、大和芋、ヤム芋など)


ネバネバ系のお芋にはジオスゲニン(様物質)分が入っていて、


これがDHEAというホルモン前駆物質の原料になるらしいです。

(DHAじゃないよ)

実際、漢方薬でも「山薬(さんやく)」といって


山芋類を乾燥させたものを滋養強壮の生薬としています。


DHEAは二番目くらいに有名な不妊クリニックでも推奨しているサプリだったりするので、


これはかなりいいんじゃないかなと思います。


DHEAは早発閉経や卵巣過剰刺激による卵巣機能低下症に効果が期待できるのではないかと、専門医の間でも話題になっています。


DHEAは体内で代謝されていろいろな性ホルモンに変化します。


人間の体って、フィードバックがかかるようになっていて、


足りないものはどんどん作って、


多すぎるものは作るのをストップします。


で、ここからは私の個人的な見解なのですが、


DHEAは足りないホルモンを補ってくれるのではないかな、と。


人によって足りないものが違うわけで、


自分に足りないものに変化してくれるなら、、非常に良いですよね。


といっても、山芋にそんなにたくさんジオスゲニンが入っているわけではないと思うので、


そこまで強い作用は期待できないですが。


ちなみにDHEAは日本では医薬品のみで、内服はありません。


ヤム芋というのは海外で採れる芋ですが、これは含有量が多いみたいです。




3、胡麻・亜麻仁


ごまにリグナンという物質が含まれているのは有名ですよね。


亜麻仁にもリグナンが含まれています。


このリグナンにエストロゲン様作用があると注目されています。


ちなみに、リグナンもイソフラボンと同じポリフェノール類です。


リグナンは胡麻や亜麻仁以外のナッツ類や豆類にも含まれています。




4、脂質


脂質の摂取と血中エストロゲン濃度とは比例するそうです。


動物性も植物性もです。


一つにはコレステロールがエストロゲンの原料になるからだと考えられています。


植物にもコレステロールのような物質のフィトステロールというのが含まれていますが、


特に動物性脂肪がエストロゲンを上昇させると言われていて、


食の欧米化が乳癌を増やしているという意見もあります。


一方、無理なダイエットで生理が止まってしまうというのは脂質不足も考えられます。


つまり、自分の体質を補うような食事が必要だということだと思います。




5、ダイオキシン


ダイオキシンに代表される環境中の有害物質は


内分泌かく乱ホルモンと呼ばれ、


エストロゲン様作用や抗エストロゲン作用をすると言われています。


環境中以外からも、


食物連鎖の濃縮により、肉・魚・牛乳などにも含まれるそうです。


日本では減ってきているダイオキシンですが、


海外ではまだ排出しているところもあると思います。


気をつけたいですね。




食の欧米化に伴って、


大豆製品の摂取量は減っているはずです。


それでも、乳癌が増加しています。


高脂肪食だけではなく、


もしかしたら、イソフラボンの摂取量が減ったことも影響しているかも知れません。


基本的にベビ待ちにはエストロゲンは必要なのですが、


エストロゲンが過剰であると、


子宮筋腫や子宮内膜症や乳癌などが悪化することがあります。


うまく取り入れてバランスを取れると良いと思っています。




とりあえずイソフラボン関連の記事はこれで終わりです。


また新しい情報があれば、アンテナを立てて拾って行きたいと思います。


今回の記事については、


私自身もも、ツッコミ入れたくなるような部分もあるのですが、


異論反論質問、などございまいしたら、ぜひ御連絡ください。


最後まで読んでいただいてありがとうございました。



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