ん…かなしくてつらくてさびしい事がありました。
その事を振り返って言葉にしようと思うと、やっぱりまだ言葉に出来なくて…
そういう毎日でした。
大好きな大切な友達が亡くなりました。
みゆ。
どうやって言葉にしていいのかよく分からないけど、それでも私はこの先を、前を見て生きていかなくちゃいけないな、と感じています。
私に出来るのは、みゆとの思い出を皆さんと共有する事や、みゆがどれだけ素敵な子だって伝える事、そして、ずっとずっと一緒にいる、って事、くらいなのかな。
肺炎で入院して、お見舞いに行ったら、もしかしたら別の病気もあるかも…と話してくれた時。
誰よりも怖がりで痛がりで寂しがり屋のみゆが、病気と必死で向き合おうと決めて治療していたのは、ただただ、また仕事がしたい。芝居がしたい。その、ものすごく強くて熱い思い。
普段から一緒にいる時は、私はいつもみゆに笑わせてもらっていて、それは、お見舞いに行ってる時も変わらなくて。
しんどい治療の時も、何かおもしろいエピソードを見つけては、持ち前のエンタメ精神で私をたくさん笑顔にしてくれた。
新宿伊勢丹の木村屋限定の黒蜜きな粉あんパン。
みゆはここのきな粉パンが大好きで、まい泉ブームの時も、私にはきな粉パンをリクエストしていたので、お見舞いの時はよく持って行った。
日持ちも多少するので、張り切って10個買って行ったら(笑)みゆはものすごく喜んで一気に5個!!飲むように食べてたなぁ。その姿が頼もしくて思わず食べてる後ろ姿を写真撮っちゃったくらい。
再入院してからは、しんどくて辛いことも増えたけど、その中でもみゆの生きる力はものすごくて、『生きたい』じゃなくて『生きる』と言っていたみゆの強い気持ちを改めて感じて、そばにいたみんながすごくパワーをもらった。
みゆの回りには素敵なお友達がたくさん。みゆが繋げてくれたたくさんの縁。
みんな、みゆの事が大好き。
くりくりまん丸な目でまっすぐ見つめてくれて『また一緒にお仕事しようね、また会いに来るね』の言葉にうなづいてくれたみゆ。何かを喋ろうとしてくれたけど…何を話そうとしてくれたのかな。
初めて仕事で会ってから、すぐに慕ってくれてすぐ仲良しになった。
息子くんが生まれた時は身内より先に一番にお見舞いに来てくれた(夫婦共々すごく嬉しかったのにネタとして当時使っていたね、ごめん!)
退院した当日は、家に泊まりに来てくれて、あまり動けない私の為に晩御飯を作ってくれた。
子供を産んで夜に出かけられなくなったら、今まで以上に家に来てくれるように。
子供達と遊んだ後、一緒に晩御飯を食べて、お風呂にいれて寝かしつけるまで待っててくれて、その後2人で夜中までたくさん喋ったね。
みゆの事を伝えた時、息子くんも娘ちゃんもただただ一緒に泣いた。
今でも、夕方にピンポンが鳴ると、みゆじゃないのかなって思ってしまうよ。
去年、一緒に過ごしたクリスマス、今年の春、一緒に見た目黒川の桜。
思い出は本当にたくさんある。嬉しい楽しい思い出。
かなしいのは、これから先の思い出にみゆがいないんだなぁって…
『ちなちなぁ』って、あのかわいい声で呼んでもらえないんだなぁって
私の事を慕ってくれてありがとう。好きになってくれてありがとう。子供達を愛してくれてありがとう。
たくさんたくさんありがとう。
みゆ、これからもずっとずっと大好き。