昨夜のヤングタウン土曜日に、モーニング娘。`15鈴木香音さんが出演。2カ月で9キロのダイエットに成功したことが伝えられました。

鈴木さんは、モーニング娘。の9期メンバー。
朝井リョウさんの小説「武道館」の登場人物――安達真由のモデルになったアイドルです。





鈴木さんのダイエットは、タンパク質を中心にした食事と運動がメイン。
大好きなお菓子を一切食べず、外食も全くせずに、この2カ月はお仕事とトレーニング以外では外に出なかったそうです。

収録日の鈴木さんは、メインパーソナリティの明石家さんまさんが、
「お前は笑いを捨てた」
と、説教するほどの変わりっぷり。
(ヤンタンは関西ローカルのラジオ番組なので、映像はありません)

鈴木さんの努力を認め、美人になったと語る明石家さんまさんですが、
「16歳から18歳ぐらいは太ったり痩せたりするから気にしたらアカン」
「食べたいものを我慢する生活で痩せても、続けなあかんから大変」
「みんなはホメるやろう。でも、俺はぽっちゃりした鈴木が好きなんや。悔しい。女としてではなく、面白い人として暮らしてほしかった」

説教は続き、大っぴらにホメることはありませんでした。

ダイエットに成功した鈴木さんは「さんまさんに、あまりホメてもらえなかった」と、少し残念な様子でしたが、さんまさんの発言も理解できるというか、正しいんですよね。
2カ月で9キロは、ペースが速すぎる。
鈴木さんは成長期ですから、心配になります。

朝井さんの小説には、無理なダイエットをする真由を、同じグループの仲間がラーメン屋に連れて行く場面があります。
仲間は自分の父親がハゲたことをネタにしながら「真由がいま太るのは、背が伸びたり足のサイズが大きくなるのと同じこと」と諭します。
作者の「人気商売なのは分かるけど、他人の言動に左右されないで」「自分を大切にして、無理なダイエットはしないで!」というメッセージを感じました。

私も同感です。
でも、十代の子が好きなものを我慢するなんて、簡単にはできない。
鈴木さんは、本当に頑張ったと思います。