16年経過した塀現況です。

植栽の樹液や汚れが塀の笠木天板に積もり、それが雨と共に流れ出すことにより塀の劣化と汚濁を進めています。

当方で4工程塗装をしっかり塗り込んでいるため、前回塗布前に出現していたひび割れは未だに出ていませんが、残念ながら汚れは広がっていました。

しかし、高圧洗浄をすると。

ただの上水(水道水)使用による洗浄。 
お客様もビックリするくらい綺麗になりました。

チョーキング(解離顔料の粉体化)は微量。 

厳しい環境の中、よく堪え忍んでくれました。

因みに、某営業会社が広めたバイオ洗浄と言う紛い物を使わずとも綺麗になりますし、綺麗にならないときは既に塗膜のダメージがあるが故。

粉を水容器に振りかけて撹拌した水を使って洗浄するイメージビデオを見たことがありますが、その容器内の水はわずか数分で無くなりますから、洗浄中、職人がつきっきりで投入する必要があり、現実的には無理。

本来のバイオ洗浄は高圧洗浄後、洗浄剤による研磨洗浄、その後再び高圧洗浄をすることを指し、それだけの洗浄工程をわずか数百円/㎡で収めることは不可能。

この時点でバイオ洗浄が通常洗浄の倍額程度で収まるようなら嘘と思って下さい。


四方山ついでに。

当方では洗浄のみの受注はいたしません。
外壁を洗浄材だけで綺麗にするのは、タイル・石材を除き不可能ですし、高圧洗浄により塗膜にもダメージを与えますから、塗装前下準備時、或いは塗布後数年間のメンテナンス時にのみ有効と考えています。

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