このデジタルの時代では
誰もが時間さえあれば
ちゃんとしたそれなりの
よそいきな音に仕上げることが
できるようになった。


それはアイデアさえあれば
演奏の力があまりなくても
誰もが形にできるように
なったという意味では
すばらしいことだけど


ときどきオイラは
そうじゃない
手間なんかかかってなくて
ほとんど直感で曲作りして
アーティストのそのままが
せ~のでサクっと成立してる
二度とはない瞬間を
録ってるような
アルバムをむしょうに聴きたくなるのです。


Rock’N’Roll Gypsies の最新作
目を閉じて聴いてると
一人一人のミュージシャンが
まるで今そこで演奏してるような
臨場感。
いいなあ
このじゅ~~って音が聞こえてきそうな
シズル感!!






かっこいいとこも
ぶきっちょなところも
そのまま


僕がこのデジタルの時代に
一番聴きたかったサウンドが
そこにありました。


下山淳、花田裕之、池畑潤二、市川勝也
わかってる奴らの
音はそれだけで
心を揺さぶるよ


演奏だけじゃないよ
とにかく曲がいい。
曲のアイデアが明確で
キャッチー
ただの精神論だけのロックじゃないとこがいいね


二人のギタリスト
花田裕之と下山淳の個性の対比が
曲にもあらわれてて楽しい。
この2枚の飛車角は
キースとロン・ウッドみたいで
このバンドの強力な魅力。


どっちがキースでどっちがロニーかは
みなさんの判断にまかせます。


その中でもオイラが一番気に入った
ベスト・トラックは
You won’t be my friend


シンプルだけど
詩もくるよ


YouTubeに上がってたらみんなに
聞かせたかった。
心にジンジンくる
ひさびさの名曲だよ


ぜひアルバムで
チェキラ~~~!!