ナノコンポジットWをベースとしたフッ素樹脂塗料、ナノコンポジットFです。
8割が無機素材構成のナノコンポジットWに耐候性を引き上げるためのフッ素樹脂配合という、
画期的でマットな質感のフッ素樹脂がまもなく誕生します。

フッ素樹脂は汚染性に対して弱い一面があり、その弱い耐汚染性に対して、
元々超低汚染性を示すナノコンポジットWの機能を受け継ぐナノコンポジットFがそれに挑む形。

フッ素は紫外線劣化に対抗する耐候性がずば抜けている半面、
汚れといった部分では弱いという一面があり、
塗料配合を各社工夫しているというお話でしたが、
水性フッ素樹脂同等品での比較検証では
上記のようにC社以外は激しく雨垂れを起こす事が解ります。
塗装は長持ちする事も非常に大切ですが、汚れにくいというのも大きなポイント。
庇や軒の少ない現代の建物において、
屋根水切りから落ちる雨垂れ汚れなどに対応できないフッ素樹脂を
塗る事は残念な結果につながる事も予想されますので、
塗料選定は慎重にされた方が宜しいかと思います。
因みに塗膜の感じから、
私の予想ではC社フッ素は関西ペイントのアレスアクアセラフッソだと思います。
こういった超低汚染性に非常に強いメーカーですから。


縦軸の⊿Eは色差を示していて、数値が大きい程、変色が進む事を示しています。
ナノコンポジットFは色差の変動が少なく、良好な結果。

汚れにくく耐候耐久性も良い艶消し風合いのフッ素、
ご興味のある方は当方へご相談下さい。

ナノコンポジットFに関しては早ければ5月1日以降、
ゴールデンウィーク明けには詳細をご案内する事が可能です。

塗布方法はシーラー・下地調整などの下地造りを経て、
ナノコンポジットF中塗り(仕上げ1回目)、
ナノコンポジットF上塗り(仕上げ2回目)の3工程~4工程塗装となります。

これ以外の詳細画像は当方HPへ掲載しております。


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