2014年の「抗精神病薬・抗うつ薬の上限3剤まで」規制を骨抜きにした前大阪大学教授・現日本精神神経学会武田会長(任期はあとわずか?)が発行した「免罪符(5剤だそうが6剤だそうが、精神科医の勝手じゃい!)」。

尻拭いの意味なのか阪大主催で全国20ヶ所の精神科医療機関が参加する単剤化プロジェクト「多剤を単剤化するのはとりあえず不可能なので、これから来る多剤で汚れてない患者をマニュアル通りに単剤治療してみる訓練プロジェクト」。
中国四国では愛媛大学のみ参加。
11月の57回中国四国精神神経学会:松山でエントリー一番になった「抗精神病薬六剤併用+デポ剤を一週間で単剤化しましたけど何か?」発表。
その話をMRさんにしていたら、「他の病院でも結構『2剤までならいいんでしょ?』と動揺が広がっています」だって!
kyupinみたいに意識的に「ロケット処方(2剤併用カクテル処方)はOK」と嘘ついてるのじゃなくても、「原則単剤」を否認して「2剤までならいい」と思い込もうとしてる連中がいるんだ!
実際に欧米水準をもはるかに超える単剤治療を実践してきた私の実体験から言えることは「何が何でも単剤」と決めるほうが楽でやりやすい。
「2剤までならいいんだ」と緩んだ気持ちでやっていたら、2剤上限も守れないだろう。