くせ毛と湿気の仕組み | 名古屋 縮毛矯正「クセストパー」名古屋市北区 美容室カリーナ (CARINA')

くせ毛と湿気の仕組み

こんにちは(^-^)

来週からGWですねー。
今年の夏はいつもより暑いとか言ってますが、その前に梅雨が来ますね。

髪質によっては、憂鬱な日々を過ごさなければいけなくなります。

なぜ湿気で髪は広がったり、ぺちゃんこになるのか・・・

仕組みとそんなときの扱い方をお伝えしようかなと思います。

毛髪の基礎知識!!
本数や生え変わりのサイクルって??
平均すると、10万本もの髪が生えていて、その1本1本は直径0.1mm前後と大変細いです。
そして、1日に約0.35mm、1ヶ月に役1cm伸びると言われています。
また一般に髪が生えてから抜けるまでは、5~6年のサイクルだと考えられます。

「抜け毛が気になる」という方も多くいらっしゃると思いますが、平均すると毎日50~100本の髪が生え変わるのでそこまで神経質になる必要はないかもしれませんね。

ただ、いつもと違うな…という感覚はとても大切なので、迷わずに相談してくださいね。

髪の基本構造
キューティクルとコルテックス
髪を輪切りにすると、外側から順に、キューティクル→コルテックス→メデュラという3つの部分から構成されています。



キューティクル
髪の一番外側を覆って、熱や摩擦から髪全体を守る働きをします。
キューティクルは薄くて硬いウロコ状のものがくっついています。

さまざまなダメージによりキューティクルが剥がれてしまうと、髪の内部のコルテックスがむき出しの状態になってしまいます。

コルテックス
キューティクルと比べると耳馴染みが薄いかもしれませんが、髪全体の85%を占めるのがコルテックス領域と呼ばれる部分です。
ケラチンというタンパク質からできていて、髪の毛の弾力を出すような働きをします。

パーマやカラーはこのコルテックスに作用することで、髪に発色や動きを与えています。

繰り返してパーマやカラーをされる際は、手触りで効果を実感しやすいキューティクルのケアだけではなく、髪内部のコルテックスのケアにも気を使ってあげる必要があります。

そして、雨の日や梅雨の時期など、湿気の多い時に「くせ」が出やすくなるのも、このコルテックスに原因があるのです

くせ毛と湿気
コルテックスがつくる歪み
くせ毛と直毛の断面写真を見比べると、直毛の断面が真円に近いのに対して、くせげの断面は楕円形であることがわかります。

この断面の歪みが「くせ」として髪のうねりや広がりに繋がっていきます。

断面の歪みはなぜできてしまうのでしょうか…?




コルテックスには、水を吸いやすいオルソコルテックスと、水を吸いにくいパラコルテックスという2つの種類があります。

オルソコルテックス・水を吸いやすい→膨張しやすい
パラコルテックス・水を吸いにくい→膨張しにくい



これら2種類のコルテックスが規則的に、均一に並んでいると直毛に。
不規則で、配列に偏りがでるとくせ毛になってしまいます。

オルソコルテックスとパラコルテックスが均一に並んでいる髪は、湿度が多い時でも新円に近いまま膨らむので、くせは出にくいです。

一方くせ毛では、コルテックスの配置に偏りがあるため、膨らみもバラつきがあるのです。
よく膨らむ部分と、膨らみにくい部分の「膨張率の差」がうねりや広がりといったくせ毛を作りだしてしまい、湿気の多い時には更に膨張率の差が出てしまうため、雨の日や梅雨の時期にはくせ毛の悩みを感じやすくなってしまいます。

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くせ毛対策
コルテックスが引き起こすくせ毛への対策としては、さまざまな方法があります。


ちゃんとしたドライヤーの使い方でくせもまとまります。

美しい髪を手に入れるためには
※過去に書いたページも見てみてください!

あと、水分の吸収量を一定にするような、くせ毛対応のヘアケア製品を使って頂くことがオススメです。
シャンプーも髪質によって使い分けしましょう。
洗い流さないトリートメントや、スタイリング剤、間違ったものを使っていませんか??


また、ヘアケアだけでは追いつかない、クセが強い方は特にストレートパーマor縮毛矯正も有効な手段です。

 

手ぐしで乾かすだけでまとまる、手入れの楽な毎日を送りたくありませんか?

こういったくせ毛対策は、一人ひとりの髪の状態によってピッタリな方法が変わってきます。

場合によっては、くせを活かしたスタイリングも提案させていただきますので、まずはお悩みを相談してください。

こんな風に、髪の事を正しく理解して、いっそう綺麗な髪を目指していきましょう。