友ヶ島汽船 加太港~友ヶ島クルーズ 地島~神島~沖島 の続きです。
念願の、友ヶ島(沖島)に上陸しました。
友ヶ島って、国立公園なんですね。瀬戸内海国立公園 友ヶ島 だそうです。
写真の小島は、虎島です。
この時は潮が満ちていて、完全な島になっています。
潮の満ち引きによって陸でつながり、
虎島砲台跡~序品屈~五所の額~昔の石切り場
へ上陸することも可能です。
虎島へ渡る堤防はくずれやすく
また潮の流れが速いので、潮が引いた時に行ったとしても、
帰る時に満ちてきたらちょっと怖いですね。
この日はずっと潮が引く事はなかったんですが、虎島に人がいました。
ゴムボートで上陸したのかな??
友ヶ島は、沖ノ島、地ノ島、虎島、神島の4島の総称です。
上陸できるのは沖ノ島で、宿やキャンプ場があるので、
完全に無人になる事はありませんが、一応無人島です。
明治時代から第二次大戦までの間の軍事要塞として使用され、
兵器庫跡などが、今も残っています。
実際に使われる事はなかったので、戦争の爪後(?)のようなものはありませんが
古いもの大好きなので、一度行ってみたいと思っていました。
友ヶ島は島の地図でみる左半分側は、自然探索コース(深蛇池・虎島コース)
野奈浦桟橋~南垂水広場(500m・10分)~第四砲台跡(700m・15分)~深蛇池(蒲浦海岸)
(1.5km・40分)~虎島砲台跡(1.5m・30分)~野奈浦桟橋(2.7km・1時間)
歩行時間は約2時間20分、所要時間は3時間30分程かかります。
右側は、名所探索コース(灯台・展望台コース)
野奈浦桟橋~第二砲台跡(900m・20分)~友ヶ島灯台・子午線広場(300m・10分)~
孝助松海岸・池尻キャンプ場(1km・20分)~タカノス山展望台・第三展望台跡(1km・20分)
~野奈浦桟橋(900m・20分)
歩行時間は1時間20分、所要時間は2時間30分程度のコース。
一日で一周することは可能です。
写真は、友が島の左半分コース 虎島、南垂水キャンプ場方面です。
私達は、両方周れたら廻るとして、とりあえず、右半分の名所探索コース(3.3km)へ。
ハイキング道は緩やかなので、膝を痛めていても楽楽です。
と言っても、大きな荷物があるのでしんどかったけど…。
ずっと付きまとってくる虻と、大きなフナムシがうじゃうじゃ。
更に鹿の糞がいっぱい。
少し歩くと、飲食、宿泊ができる、海の家 (うみのや)があります。
池尻浜
この辺りは波もあまりないし、泳げそうでしたが、降りられる場所が遠かったので素通りです。
富士屋別館
冨士屋に食堂もありました。
お弁当を忘れても心配ありません。が、島だけあってちょっと高かったです。
第二砲台跡
池尻キャンプ場
ここで昼食を食べようと言うことになり、
ここに、重い荷物を放置して(爆)更にハイキングを続ける事にしました。
蛇ヶ池(じゃがいけ)
子供の頃、首まで沼にはまった痛い経験があり(爆)ぞくぞくしました。
この写真からは分かりませんが、ずぼっと埋まる沼になっていると思います。
旧海軍聴音所跡
潜水艦などの侵入を察知するためにつくられた施設だそうです。
ここは結構雑な造りで不気味な雰囲気です。
中は廃墟なみに荒れ放題でした。
これは…トイレですね。
小展望台
小展望台からの眺め
目の前の小島が神島です。
コウノ巣山 一等三角点がありました。
ミステリアスな感じのハイキング道
第3砲台跡
島内にある6つの砲台跡の中で一番大規模だそうです。
中に進んでみる事にしました。
懐中電灯を持ってくればよかったです。
トンネルはまっすぐだけじゃなく、横にも道があったんです。
懐中電灯があったとしても、怖くて行かなかったと思いますが。。
似たようなトンネルと広場が3つあり、行き止まりになっていました。
階段を上るとまだ何かありそうでしたが、ちょっと怖くなって引き返します。
ホント友ヶ島は、ノスタルジック&ミステリアスな島ですね。
その後、池尻広場(孝助松)まで戻り、昼食を取ります。
爆弾おにぎりと、簡易BBQ(爆)、写真はありませんが、スープもあります。
野菜がなく、開き直って、食べたいものだけ持って来ました。という感じ。(爆)
孝助松海岸で、少し泳げるかな??と降りてみる事にしました。
結構上から見ると断崖絶壁なんですが…。
海岸には漂着ゴミがいっぱい。
海を汚すのも綺麗にするのも人間なんですね。
放置すると、海岸はこんな事になるんだなと思いました。
色んなものが流れてついていて、色々想像しながら見ると楽しかったです。
ゴミとフナムシをすり抜けて行くと、クラゲは見当たらないし、水質自体は綺麗です。
でも、とても波が荒くて岩も沢山。
膝まで浸かってみたんですが…。友ヶ島は、海水浴には向いていませんね。
水中カメラとか買わなくて良かった~。
孝助松海岸は潮だまりができるので、磯遊びができるそうですが、なぜかガラス玉収集。
沢山お宝ゲットしました。(置いて来たけど)
海水でべたついた足をここで洗い流しました。
井戸水だそうですが、水がちょっと濁っていました。
水道は飲めません。と書かれており、ちょっと鉄くさかったです。
その後は重い荷物を持って、まだ行っていない灯台を見て、
野奈浦桟橋へ戻ります。
友ヶ島灯台
東経135℃の子午線がとおる日本最南端の地だそうです。
子午線広場からの眺めです。色んな船が行き来しています。
淡路島がホント目の前。由良港とかすぐそば。泳いで行けそうです。
淡路島一体が、厚い雲に覆われていました。(この写真じゃイマイチですが。)
こちらは曇りでしたが、淡路方面は雨だったのかな??
14:30の便で帰ろうと思ったら…14:30の便がありませんでした。
次の便は一時間後。
まだ行っていない、虎島の方に行ってみようかな??…とも思ったのですが、
そんな体力は残っておらず…
なので、ベンチで昼寝(爆睡w)したり、海岸で時間をつぶします。
無人島なのに…ビールも売られているのがいいですね。
クラゲが見えますか?
12cm程の大きなフナムシは、私達に気付くと
岩の上からジャンプして逃げていました。
なんかちょっと可愛いと思ったけど…。って可愛くないです。
打ち上げられたミズクラゲがいっぱい
これを見て、泳ぐ気が一気になくたったんですが、
水クラゲは針が小さいから、人間の皮膚はささない(??)とか??
クラゲは考える脳を持たないプランクトンだそうです。
悪気があって刺してるわけじゃないのですね。
凄く美味しそうなんですけどww
持ち上げると1.5kgくらいありました。意外と重いです。
つんつんしてみました。
見た感じはわらび餅のようですが、結構硬い。
裏側にはちゃんと足みたいなのがあるんですね。
95%が水分だそうで、干して食べられるそうです。
凄く美味しそうなんですが~。
そんな事をしているうちに船は到着
15:30の便(16:30最終)で加太港へ戻ります。
後で気付いたんですが、、友ヶ島にいる野生の鹿(友が鹿)やリスなど
是非写真に収めたかったのに…。遭遇することはありませんでした。
続く
関連記事:淡島神社~とっとぱーく小島 (2009.9.8)
友ヶ島
和歌山県和歌山市加太友ケ島
加太港より友ヶ島汽船
往復大人2000円・小人1000円