福島事故直後に
日本政府が作成していないと発表していた議事録を
米国政府が作成していたことが判明

http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=309968


国家規模の事件になるとその国の記録は
余り信用できないことがままあります。

福島事故直後に、
日本政府が作成していないと発表していた議事録を、
米国政府が作成していたことが判明しました。


以下エコーニュースより引用です

福島, 福島クライシス, 福島第一, 福島第一原子力発電所,
美しい国日本, 議事録, 隠蔽

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日本政府にない福島第1事故の議事録、
米国が保有 アメリカ情報公開法で公開

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福島事故直後に、
日本政府が作成していないと発表していた議事録を、
米国政府が作成していたことが判明しました。

アメリカ連邦情報公開法に基づく開示決定で、
本紙編集長の江藤貴紀などに公開しました。

さらに、米国NRCは、別の文書も情報公開。

近藤駿介氏の1535本の燃料棒が
溶融するとされる最悪シナリオよりも多い2000本以上の燃料棒が
96時間以内に溶ける事態を想定していたことも判明。

加えて、同心円上ではなく風向きまで考慮した
より危険な内容となっています。


加えて、同文書によると米国NRCは、
3月18日時点ですでに1号機から6号機まで
全ての炉心が損傷中と認識しており、

96時間の経過後にも福島第一にある約15000本の燃料棒から、
放射性物質の放出が続くことを予想していたと思われます。

 (当時のNRCによる炉心状況の認識。
全ての炉心が「dameged」(損傷している)との記載です。)

これには 「OFFICIAL USE ONLY」(部外秘) と記載されており、
極めて重要な文書として取り扱われていたことが分かります。

そして懸案の議事録は3月11日の事故発生直後から
3月20日までを詳細に記載した内容で、全文は40ページ。

情報源とその入手時間が秒単位で記載されて、
細部まで事細かに記述された内容となっています。

ここでは、さらに強調して文書に大きなスタンプで
 NOT FOR PUBLIC DISCLOSURE (公開禁止)と記載。

米国政府、原子力規制委員会の中でも極秘クラスの文書として
慎重に取り扱われていたことがうかがえます。


注:2000本という計算は日本政府が
IAEAに出している報告書にある燃料棒の数(下)と、
2枚目の画像にある燃料棒の溶融率の式で求められます。




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