11月12日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)
立場を交換する
たとえば経営者と労働組合、与党と野党の関係など、社会では対立して相争うという姿が各所に見られる。その結果、精神的にいがみ合いがあるばかりでなく、物事の円滑な進行が妨げられ、そこから大きなロスが生まれている。
そういう傾向になりがちなのは、やはりそれぞれが自分の立場中心にものを見るからではないだろうか。自分の立場中心に考えれば、どうしても自分というものにとらわれてものの見方がせまくなり、全体が見えにくくなってしまう。
だからときに相手の立場にわが身を置く気持で、お互いの立場を交換して考えてみてはどうか。そうすることによって相互の理解も深まり、合意点も見出せるのではないだろうか。
11月12日は、洋服記念日です
「洋服記念日」は、明治4年に発布された勅諭により、明治5年11月12日付で「爾今礼服には洋服を採用す」という太政官布告令が出されたのにはじまります。
注文洋服業者により明治19年に設立された東京都洋服商工協同組合では、昭和4年にこの日を「洋服記念日」として制定しました。
組合では、昭和4年11月12日以来、和服から洋服への採用を決断された明治天皇の御遺徳を崇敬し、毎年11月12日に明治神宮へ参拝し、明治神宮参集殿において記念式典を挙行しています。
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