こんばんは、豊明市のまつもと動物病院です。
11月です。早いです。そして、こんな時間にブログエントリです。只今、夜間救急の対応と処置・治療が一段落ついたところで、頑張っている子の監視をしつつ、この記事を書いています。
さて、この頃の診察で、「先生!!ノミがおった!!」とか、「先生、これマダニだよね??」はたまた、「この便の中にいるのって…虫??」と言う、寄生虫関係の質問が増えています。
診察で確認しているのが…。
① 外部寄生虫(ノミ・マダニ)
② 消化管内寄生虫(回虫、瓜実条虫)
です。
これらの寄生虫は、よく見られるもので、駆虫も比較的簡単に出来るものですが、10月の終わりごろから連日なのが気になります。
秋が深まりつつあると言っても、まだまだ日中の気温が上がっているためだとは思いますが…。本当に気を付けて下さいね。
先日は、血液の表面に寄生して溶血性貧血を起こしてしまう「ヘモプラズマ(旧名:ヘモバルトネラ)感染症」も確認されています。この病気は、ノミの寄生から伝播されるとされているので、たかがノミ…っとか思わないで下さい。
以前のエントリにも書きましたが…。外部寄生虫は、「カユイだけで終わらないことがある。」んです。
行楽シーズンとなり、連休も近いですし…。お出かけ前のノミ・マダニ予防をお忘れなく。
愛知県豊明市の動物病院 まつもと動物病院 獣医師 松本逸宏