事故直後、桁違いの放射能物質が東京に降下し 呼吸より1時間20uSVという高線量被ばくをしている。東京の大地を汚染し、その中でプルトニウムやストロンチウムも大量に測定されていた。2年半が経ても 半減期は30年以上の核種であり 内部被ばく(鼻・目・口から)は確実に東京の住人に進行している。大地が汚染すれば川も海も汚染する。
東京で2020年に五輪を行なうことは 世界の選手や関係者そして観衆らを高線量の大地と食事で被ばくすることに他ならない。それより20年後の2040年までに病死する危険性があることも世界の科学者、特にチェルノブイリ事故で被ばくしたドイツやフランスなどの欧州各国は厳しい見解とデータを持って日本を非難警告していることを知らねばならない!
公開日: 2012/07/08
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
参議院 行政監視委員会
【発言要約】
2011年3月15日、福島原発事故時に東京の空気中の放射能濃度を調査した結果、1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故時に東京に飛んできた放射能の何百倍、何千倍も強い放射能が福島から東京に到達していた。
私が検出したのは、ヨウ素、テルル、セシウムという放射能です。そう言う放射能が東京の空気中に、1㎥あたり数百ベクレルあった。それは、チェルノブイリ事故のときに東京に飛んできた放射能と比較すると、約1000倍くらいの濃度でした。それを東京の皆さんは呼吸で吸い込んでいた。それを内部被曝に換算すると、1時間で20マイクロシーベルトくらいになってしまうほどの被曝量であった。