●まる
★まる 【丸/円】
〔「まろ(丸)」の転〕
1.(名)
(1)まるい形。まるい物。
(ア)円。球。また、それに近い形。
「指先で―を描く」
(イ)正解・優良などを示す〇の印。また、正しいこと、良いこと。
「テストで―をもらう」
(2)俗に、金銭のこと。しばしば親指と人差し指で円を作って示す。
(3)城郭の内部の一区画。《丸》
「一の―」
(4)表記の記号。
(ア)句点。
(イ)半濁点。
(5)紋章で、輪郭が円形であること。
「鶴の―」
(6)〔甲が丸いことから〕近世、関西地方でスッポンのこと。
(7)完全であること。欠けるところなく満ちていること。
(ア)欠いたり割ったりしてないこと。もとのままの全部であること。
「―のまま」「―ごと」
(イ)数や条件を満たしていること。
「吾輩は最早(もう)―の百姓だ/思出の記(蘆花)」「まだ―で八年といふねんなれば/洒落本・青楼昼之世界錦之裏」
(8)重さの単位。一丸は五〇斤(約30キログラム)。《丸》
「打綿幾―か江戸に廻し/浮世草子・永代蔵 5」
(9)和紙の量を示す単位。奉書紙は一〇束、半紙は六締め、美濃紙は四締めで一丸とする。
(10)遊里で、揚げ銭が倍になる日。吉原では、五節句・盆など。
2.(接頭)
(1)数詞に付いて、その数が欠けることなく満ちている意を表す。満(まん)。
「飲まず食わずで―一日過ごした」「日本を離れて―一〇年たった」
(2)名詞に付いて、完全にその状態であるという意を表す。
「―抱え」「―もうけ」
********
・まる 【〈虎子〉】
〔動詞「まる(放)」から〕持ち運びのできる便器。おまる。おかわ。
********
・ま・る 【▽放る】
(動ラ四)
大小便をする。排泄する。
「大嘗(おおにえ)を聞こしめす殿に屎(くそ)―・り散らしき/古事記(上)」
********
・まる 【丸/麻▼呂】
〔「まろ(麻呂)」の転。中世後期以降の語〕
(接尾)
(1)人名、特に稚児に用いる。
「牛若―」「蝉―」
(2)刀、楽器、その他の器物の名に用いる。
「膝切―」「抜―」
(3)船の名に用いる。
「咸臨―」
(4)種々の物や人名などに付けて、親愛の意を表す。
「翁―」「もず―」
(代)
一人称。中世後期、天皇またはこれに準ずる人が用いた。
「―が千人の后のましませども/御伽草子・熊野」
★
★まる 津軽語辞典 http://p.tl/5f06
方言 意味
まる マリ、ボール
★
★まる 仙台弁 http://p.tl/Shnc
単語 発音 意味、用例
まる まる 【自動】 立ち寄る
★
★まる、どんがめ 大阪弁 http://p.tl/QcZH
大阪弁 訳語
まる、どんがめ すっぽん
・解説
丸、円。泥亀。甲が丸いことから畿内で言われる。「どんがめ」は「どろがめ」の転。肥後や北北陸で「がめ」、中京で「どち」など。
**********
・まる
大阪弁 訳語
まる 全
・解説
丸。まるごと、すべての意味。まる焼け、まる載せ、まる儲け、まる投げ、など。本文だけや言うたのに、本名から何から、まる載せやがな!
★
★ふ・る/ま・る【放る】 博多弁辞典 http://p.tl/uyiY
方言 意味・解説
ふ・る/ま・る【放る】 (他動五)〔屁を〕する。/(他動五)(大小便を)する
★
★まる 奥豊後の言葉 http://p.tl/Prd2
[古]放(ま)る[意]大小便をする。「屎(くそ)まり散らしき」(古事記)。
「ひる」とも。標準語の「お虎子(まる)」は持ち運びできる便器のことからたちの 茨刈り除け 倉建てむ 屎遠くまれ 櫛造る刀自(からたちの、いばらを刈り除いて、倉を建てるのだ、くそは遠くに行ってせい、櫛つくりのおばちゃんよ=萬葉集3832)
★
★まる 隠語大辞典 http://p.tl/2oC8
六。〔自転車商〕
分類 自転車商
********
・まる
一般巡査。〔第二類 人物風俗〕
********
・まる
『とまる』の略〔箱丁専用〕。
分類 花柳界
********
・まる
軟風。〔第一類 天文事変〕
********
・○
読み方:まる
1.鰻屋・魚屋の川魚の通り符牒にして、九といふ数量を表す。通り符牒を参照せよ(※巻末「通り符牒」参照)。〔符牒〕
2.九。〔川魚商〕
3.九。〔魚屋〕
4.九。〔鰻屋〕
分類 川魚商、符牒、魚屋、鰻屋
********
・○
読み方:まる
百。〔紙屋〕
分類 紙屋
********
・○、丸
読み方:まる
1.茶店の通り符牒にして、五といふ数量を表す。通り符牒を参照せよ(※巻末「通り符牒」参照)。〔符牒〕
2.五。〔茶商〕
分類 符牒、茶商
********
・マル
読み方:まる
1.麦飯ノコトヲ云フ。〔第三類 飲食物之部・山梨県〕
2.麦飯。〔第六類 器具食物〕
分類 山梨県
********
・マル
読み方:まる
男ノ肛門ノコトヲ云フ。〔第六類 人身之部・石川県〕
分類 石川県
********
・丸
読み方:まる
1.小間物屋の通り符牒にして四といふ数量を表す。通り符牒を参照せよ(※巻末「通り符牒」参照)。〔符牒〕
2.四。〔小間物屋〕
分類 小間物屋、符牒
********
・丸
読み方:まる
1.銀貨。〔第七類 雑纂〕
2.金銭の隠語。
3.金銭。油木。
4.金銭のこと、マルシキ(丸式)ともいう。形が丸いことから出た語。
5.貨幣のこと。「まるてき」「まるしき」と同じ。〔関東〕
分類 関東
********
・丸
読み方:まる
大阪大丸百貨店専門に巣くう不良団。〔大阪〕
分類 大阪
********
・丸
読み方:まる
1.列車取締がない。清水 闇屋仲間。
2.列車の取締りがないこと。〔闇屋〕
分類 闇屋仲間、香具師
********
・円
読み方:まる
貨幣。或は巡査。〔関東〕
分類 関東
★
★
★ まる http://p.tl/tJjP
・スコティッシュフォールドのタレント猫の名前 - 「まる (猫)」。
・円形の図形。円 (数学)を参照。
・球形の図形。
幾何学上の球については球を参照。
物質の球についてはボールを参照。
★まる 【丸/円】
〔「まろ(丸)」の転〕
1.(名)
(1)まるい形。まるい物。
(ア)円。球。また、それに近い形。
「指先で―を描く」
(イ)正解・優良などを示す〇の印。また、正しいこと、良いこと。
「テストで―をもらう」
(2)俗に、金銭のこと。しばしば親指と人差し指で円を作って示す。
(3)城郭の内部の一区画。《丸》
「一の―」
(4)表記の記号。
(ア)句点。
(イ)半濁点。
(5)紋章で、輪郭が円形であること。
「鶴の―」
(6)〔甲が丸いことから〕近世、関西地方でスッポンのこと。
(7)完全であること。欠けるところなく満ちていること。
(ア)欠いたり割ったりしてないこと。もとのままの全部であること。
「―のまま」「―ごと」
(イ)数や条件を満たしていること。
「吾輩は最早(もう)―の百姓だ/思出の記(蘆花)」「まだ―で八年といふねんなれば/洒落本・青楼昼之世界錦之裏」
(8)重さの単位。一丸は五〇斤(約30キログラム)。《丸》
「打綿幾―か江戸に廻し/浮世草子・永代蔵 5」
(9)和紙の量を示す単位。奉書紙は一〇束、半紙は六締め、美濃紙は四締めで一丸とする。
(10)遊里で、揚げ銭が倍になる日。吉原では、五節句・盆など。
2.(接頭)
(1)数詞に付いて、その数が欠けることなく満ちている意を表す。満(まん)。
「飲まず食わずで―一日過ごした」「日本を離れて―一〇年たった」
(2)名詞に付いて、完全にその状態であるという意を表す。
「―抱え」「―もうけ」
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・まる 【〈虎子〉】
〔動詞「まる(放)」から〕持ち運びのできる便器。おまる。おかわ。
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・ま・る 【▽放る】
(動ラ四)
大小便をする。排泄する。
「大嘗(おおにえ)を聞こしめす殿に屎(くそ)―・り散らしき/古事記(上)」
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・まる 【丸/麻▼呂】
〔「まろ(麻呂)」の転。中世後期以降の語〕
(接尾)
(1)人名、特に稚児に用いる。
「牛若―」「蝉―」
(2)刀、楽器、その他の器物の名に用いる。
「膝切―」「抜―」
(3)船の名に用いる。
「咸臨―」
(4)種々の物や人名などに付けて、親愛の意を表す。
「翁―」「もず―」
(代)
一人称。中世後期、天皇またはこれに準ずる人が用いた。
「―が千人の后のましませども/御伽草子・熊野」
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★まる 津軽語辞典 http://p.tl/5f06
方言 意味
まる マリ、ボール
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★まる 仙台弁 http://p.tl/Shnc
単語 発音 意味、用例
まる まる 【自動】 立ち寄る
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★まる、どんがめ 大阪弁 http://p.tl/QcZH
大阪弁 訳語
まる、どんがめ すっぽん
・解説
丸、円。泥亀。甲が丸いことから畿内で言われる。「どんがめ」は「どろがめ」の転。肥後や北北陸で「がめ」、中京で「どち」など。
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・まる
大阪弁 訳語
まる 全
・解説
丸。まるごと、すべての意味。まる焼け、まる載せ、まる儲け、まる投げ、など。本文だけや言うたのに、本名から何から、まる載せやがな!
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★ふ・る/ま・る【放る】 博多弁辞典 http://p.tl/uyiY
方言 意味・解説
ふ・る/ま・る【放る】 (他動五)〔屁を〕する。/(他動五)(大小便を)する
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★まる 奥豊後の言葉 http://p.tl/Prd2
[古]放(ま)る[意]大小便をする。「屎(くそ)まり散らしき」(古事記)。
「ひる」とも。標準語の「お虎子(まる)」は持ち運びできる便器のことからたちの 茨刈り除け 倉建てむ 屎遠くまれ 櫛造る刀自(からたちの、いばらを刈り除いて、倉を建てるのだ、くそは遠くに行ってせい、櫛つくりのおばちゃんよ=萬葉集3832)
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★まる 隠語大辞典 http://p.tl/2oC8
六。〔自転車商〕
分類 自転車商
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・まる
一般巡査。〔第二類 人物風俗〕
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・まる
『とまる』の略〔箱丁専用〕。
分類 花柳界
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・まる
軟風。〔第一類 天文事変〕
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・○
読み方:まる
1.鰻屋・魚屋の川魚の通り符牒にして、九といふ数量を表す。通り符牒を参照せよ(※巻末「通り符牒」参照)。〔符牒〕
2.九。〔川魚商〕
3.九。〔魚屋〕
4.九。〔鰻屋〕
分類 川魚商、符牒、魚屋、鰻屋
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・○
読み方:まる
百。〔紙屋〕
分類 紙屋
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・○、丸
読み方:まる
1.茶店の通り符牒にして、五といふ数量を表す。通り符牒を参照せよ(※巻末「通り符牒」参照)。〔符牒〕
2.五。〔茶商〕
分類 符牒、茶商
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・マル
読み方:まる
1.麦飯ノコトヲ云フ。〔第三類 飲食物之部・山梨県〕
2.麦飯。〔第六類 器具食物〕
分類 山梨県
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・マル
読み方:まる
男ノ肛門ノコトヲ云フ。〔第六類 人身之部・石川県〕
分類 石川県
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・丸
読み方:まる
1.小間物屋の通り符牒にして四といふ数量を表す。通り符牒を参照せよ(※巻末「通り符牒」参照)。〔符牒〕
2.四。〔小間物屋〕
分類 小間物屋、符牒
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・丸
読み方:まる
1.銀貨。〔第七類 雑纂〕
2.金銭の隠語。
3.金銭。油木。
4.金銭のこと、マルシキ(丸式)ともいう。形が丸いことから出た語。
5.貨幣のこと。「まるてき」「まるしき」と同じ。〔関東〕
分類 関東
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・丸
読み方:まる
大阪大丸百貨店専門に巣くう不良団。〔大阪〕
分類 大阪
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・丸
読み方:まる
1.列車取締がない。清水 闇屋仲間。
2.列車の取締りがないこと。〔闇屋〕
分類 闇屋仲間、香具師
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・円
読み方:まる
貨幣。或は巡査。〔関東〕
分類 関東
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★ まる http://p.tl/tJjP
・スコティッシュフォールドのタレント猫の名前 - 「まる (猫)」。
・円形の図形。円 (数学)を参照。
・球形の図形。
幾何学上の球については球を参照。
物質の球についてはボールを参照。