●はかない【果無い/果敢無い/儚い】
★はかな・い 【▽果無い/▽果▽敢無い/▼儚い】
(形)[文]ク はかな・し
(1)消えてなくなりやすい。もろくて長続きしない。
「人生ははかな・い」「はかな・い命」「はかな・い恋」
(2)不確かであてにならない。実現の可能性が乏しい。
「はかな・い希望をいだく」
(3)何のかいもない。無益だ。
「行く水に数書くよりもはかな・きは思はぬ人を思ふなりけり/古今(恋一)」
(4)大したものでない。取り立てるほどのものでない。
「をかしき事も世のはかな・き事も、うらなく言ひ慰まんこそ/徒然 12」
(5)思慮・分別が十分でない。愚かだ。
「日本の人ははかな・し。虎にくはれなん/宇治拾遺 12」
(6)みすぼらしい。卑しい。
「長谷に詣でて、いとはかな・き家にとまりたりしに/枕草子 228」
〔原義は「はか(捗)無し」の意〕
[派生] はかなが・る(動ラ五[四])はかなげ(形動)はかなさ(名)
» (成句)はかなくなる

★げんぎ 【原義】
言葉の本来もっている意味。もとの意味。原意。

★原義
出典:『Wiktionary』
・名詞
・原義(げんぎ)
1.ある言葉や文字が持っているもともとの意味。
2.(行政)規則や契約と言った法令文書の原本。特に、一方の当事者が、公の機関であり、当該機関において保管する場合の呼称。
・関連語
 ・語義1
  ・類義語:本義
  ・対義語:転義

★しりょ-ふんべつ 【思慮分別】
慎重に考えて物事を判断すること。

★掃かない、吐かない、着かない、穿かない  日本語活用形辞書
読み方:はかない
カ行五段活用の動詞「掃く」「吐く」「着く」「穿く」の未然形である「掃か」「吐か」「着か」「穿か」に、打消の助動詞「ない」が付いた形。

★はかない
出典:『Wiktionary』 (2010/03/13 17:22 UTC 版)
形容詞
はかない【儚い、果 敢ない】
1.長く続かない。もろく、かぼそい。
   毎夜、毎夜、傑作の幻影が彼のうすつぺらな胸を騷がせては呉れるのであつたが、書かうとすれば、みんなはかなく消えうせた。(太宰治 『猿面冠者』)
2.かないそうにない。不確かな。
   宝くじにはかない夢を託す。
3.むなしい、無意味な、徒労の。
   凡そ何がはかないと云っても、浮世の人の胸の奥底に潜んだまま長い長い年月を重ねて終にその人の冷たい亡骸と共に葬られてしまって、かつて光にふれずに消えてしまう希望程はかないものがあろうか。(寺田寅彦 『凩』)

★儚さ はかなさ
儚いこと、消えやすく長続きしないこと。

★儚げ はかなげ
いかにもすぐに消えてなくなりそうな様子。はかないであろうと思われるさま。

★儚い夢 http://p.tl/MQdE
「儚い夢」と書いて「ドリームジャンボ宝くじ」と読めてしまう御仁も多いことでしょう。

★なんで・・・・ 「人の夢」と書いて『儚い』(はかない)って読むんですか? http://p.tl/3m-U
「はかない」とは、本来「はかがいかない」、「はかどらない」の意で
そこから転じて「たよりない」という意味です。
かつては「果敢無し」とか「墓無し」とも書きました。「儚い」にせよ何にせよ
「やまとことば」に対して漢字を訓読みにしたもは、すべて当て字です。
★捗らない
読み方:はかどらない
ラ行五段活用の動詞「捗る」の未然形である「捗ら」に、打消の助動詞「ない」が付いた形。
★捗(はか)が行かない  http://p.tl/m7pU