● み ず

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● み ず
★みず みづ 【美豆】
現在の京都市伏見区淀美豆町から久世郡久美山(くみやま)町にかけての一帯を指した地名。朝廷の牧場があった。[歌枕] 「さみだれは―の御牧のまこも草かりほすひまもあらじとぞ思ふ/後拾遺(夏)」
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・みず みづ 【水】
(1)水素と酸素とから成る化合物。化学式 H2O 常温で無色透明・無味無臭の液体で物をよく溶かす。融点摂氏〇度。沸点摂氏一〇〇度。密度は摂氏四度で最大となり 1g/cm3 比熱 1cal/g・K 地球上に広く分布し、海・湖沼・河川・氷雪として地表面の約四分の三をおおい、太陽エネルギーと重力の作用を受けて気体(水蒸気)・液体・固体と状態を変えながら、気圏・水圏・岩石圏の三圏にわたって絶えず循環し、さまざまの気象を現し、地表の改変などを行う。また、生物体の構成成分として普通60~90パーセント(人体では体重の約70パーセント)を占め、細胞内では各種の生体物質の溶媒としてのみならず、反応物質として生体内の反応に直接かかわるなど、生命の維持に本質的に重要な役割を果たす。飲用のほか、溶解・洗浄・冷却・発電、あるいは、宗教上の儀礼など、人間の日常生活や産業などのあらゆる局面において利用される。
「―を飲む」「―が流れる」「―を浴びる」「―をまく」
(2)特に、飲用水。
(3)液状のもの。
「関節に―がたまる」「―飴」
(4)(湯に対して)温度の高くない水。
「―で冷やす」「―風呂」
(5)大水。出水。洪水。
「―が出る」
(6)(相撲で)
(ア)水入りのこと。
「―が入る」
(イ)力水(ちからみず)のこと。
「―をつける」
» (成句)水が合わない
» (成句)水が漬く
» (成句)水が入る
» (成句)水が引く
» (成句)水涸る
» (成句)水清ければ魚棲まず
» (成句)水澄む
» (成句)水で割る
» (成句)水と油
» (成句)水にする
» (成句)水に流す
» (成句)水になる
» (成句)水に馴れる
» (成句)水温む
» (成句)水の滴るよう
» (成句)水の流れと身のゆくえ
» (成句)水の低きに就く如し
» (成句)水は方円の器に随う
» (成句)水も漏らさぬ
» (成句)水をあける
» (成句)水を打ったよう
» (成句)水を得た魚のよう
» (成句)水を掛ける
» (成句)水をさす
» (成句)水を向ける
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・みず みづ 【〈針孔〉/〈針眼〉】
針の端の糸を通すあな。めど。みぞ。みみ。
「こはりは―が大事に候/七十一番職人歌合」
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・みず みづ 【▼瑞】
(1)みずみずしいこと。うるわしいこと。
「汝(いまし)の堅めし―の小佩(おひも)は誰かも解かむ/古事記(中)」
(2)瑞兆。めでたいしるし。
「天、則ち応(こた)へて其―を示す/日本書紀(孝徳訓)」
(3)他の語の上に付いて、みずみずしい、清らかな、美しい、などの意を表す。
「―垣」「―枝」「―穂」
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・ミズ [Ms.]
既婚・未婚を問わない女性の敬称。アメリカの女性解放運動から生まれた造語。

★水(みず) 土木用語辞典 http://p.tl/oN9j
水平のこと。一般に水平に対する表現を水が良いとか悪いとか、あるいは水がどうかなどという。
★水(みず) 日本化学物質辞書Web http://p.tl/8rvv
分子式: H2O
慣用名: Water、Hydrogen oxide、Drinking water、水蒸気、Steam
体系名: 水和物、水、H2O

★みず  植物図鑑  http://p.tl/rl4o
●わが国の各地に分布しています。山地の湿り気のある日陰などに生え、高さは30センチほどになります。「アオミズ」に似ていますが、茎が褐色を帯びるのが特徴です。葉は卵形で粗い鋸歯があります。鋸歯の先端は尖りません。7月から10月ごろ、葉腋にかたまって花を咲かせます。
●イラクサ科ミズ属の一年草で、学名は Pilea hamaoi。英名はありません。

★みず  隠語大辞典 http://p.tl/2oC8
1.数量ノ六。〔第七類 雑纂〕
2.数量の六のことをいふ。みづに同じ。〔犯罪語〕
3.露店商人の通り符牒にして六といふ数量を表す。通り符牒を参照せよ(※巻末「通り符牒」参照)。〔符牒〕
4.六。
5.数字の六。〔掏摸〕
6.六。〔露天商〕
7.六。〔菓子商〕
8.〔掏摸〕〔香〕数字の六のこと。(「みずりょ」は六円)。
分類  掏摸、掏摸/香具師、犯罪語、符牒、菓子商、露天商、露店商
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・みず
 看守長ノコトヲ云フ。〔第五類 官吏及官舎之部・埼玉県〕
分類  埼玉県
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・不見
読み方:みず
 みず。手の札をみない事、それにより色々の規約をつける。
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・水
読み方:みず
 酒類一般。〔第六類 器具食物〕

★御厨
姓  読み方
御厨 みず
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・渓
姓  読み方
渓  みず
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・水
姓  読み方
水  みず

★みず
出典:『Wiktionary』
名詞:水
・みず【水、歴史的仮名遣い:みづ】
1.水素原子 2: 酸素原子1 の割合で化合した物質。一般には液体の状態のものを指す。
2.語義1のうち、混合物がほとんどなく飲用に供するもの。一般に無償で得ることができるものとして意識され、貧困の象徴とされる。また、人為を加えていないものの、象徴ともされる。
  タンタラスは咽喉が渇く。水を飲もうとすると水が退いて行く。(夏目漱石『虞美人草』)
  雨が降って手品が出来ないと、水ばかり飲んでいました。(豊島与志雄『手品師』)
  君子の交わりは淡きこと水の如し。
3.語義1のうち、混合物がほとんどなく温度の低いもの。
  対義語:湯
  水風呂。
  湯にしてやや冷を帯ぶるものを見、これを指して水なりといい、水にして少しく熱を含むものを見、これを指して湯なりという、ここにおいて庸俗の徒ははなはだ惑う。湯の微熱なるものと水の微冷なるものとはほとんど相近し、しかれども水はすなわち水たり、湯はすなわち湯たり、これを混同するはそのはじめを極めざるがゆえのみ。(陸羯南『近時政論考』)
4.一般に液状のもの。
  水飴
5.体液。
  膝(ひざ)に水がたまる。
6.(「水が出る」の形で)洪水、出水、大水(おおみず)。
  「昨日の雨で、少し水が出たようでございますが、ナーニ、このくらいなら大したことはございません、川留めになるようなことはございません」(中里介山『大菩薩峠』)
7.(「水に流す」の形で)何かを無かったことにするもの。
  「すみません、と一言いいさえすれば、水に流そうと思って、みなさん待ちかねていたのさ。誰だって、魔がさすことがあらアな」(坂口安吾『街はふるさと』)

・名詞:針孔
・みず【針孔】
 縫い針の糸を通す穴
・名詞:瑞
・みず【瑞】
 みずみずしいこと。
・名詞:見ず
・みず【見ず】
 「見たこともない」の文語的表現
 用例:見ず知らず

★水(みず)とは、http://p.tl/DJj0
化学式 H2O で表される、水素と酸素の化合物である。
湯と対比して用いられている語。冷水。
液状のもの全般。
元素としての水(18世紀までの文献に現れる用法)
本記事ではH2Oの意味での水を中心としつつも、幅広く水について解説する。
★呼称 http://p.tl/EOz6
英語やフランス語などでは、(液体であれば)温度にかかわらず、「water」、「eau」など名称は一定である[3]。だが、日本語では、同じ液体でも温度によって名称を変えて呼び分ける。日本語では、温度が低温や常温のものは「水」と呼ぶが、温度が高くなると湯(ゆ)と言う[4]。

「水」の概念を自然科学的に拡張して、化学式で「H2O」と表現できるものをすべて広義の「水」とすれば、水の中でも固体のそれが氷、液体は(いわゆる日本語の)水、気体は水蒸気、ということになる。

用途、性質、存在する場所などで呼び分けることも行われている。例えば、水の中でも、特に飲用に供するものを飲料水という。海に存在する水は海水、地下に存在する水は地下水と呼び、地下水を汲みボトルにつめたものをミネラルウォーターと呼ぶ。不純物をほとんど含まないものは純水と呼ぶ。また農業用水、工業用水などの呼称もある。上水、下水という呼称もある。