● あい

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● あい
★あい あひ 【合(い)】
名詞の下に付いて、接尾語的に用いる。
(1)「ようす」「ぐあい」などの意を表す。
「色―」「肌―」
(2)意味をぼかして、婉曲(えんきよく)な表現にする。
「意味―」「義理―」
(3)互いにその動作をする意を表す。
「にらみ―」「果し―」
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・あい あひ 【▽間】
(1)「間狂言(あいきようげん)」の略。
(2)「間駒(あいごま)」の略。
「―を打つ」
(3)「あいの手」の略。
(4)物と物との間。あわい。
「此の鹿の目の―の/宇治拾遺 7」
(5)人と人との間柄。仲。
「二人ノ―ガ悪ウゴザル/日葡」
(6)杯をやりとりし合っている二人の中に入って、第三者が杯を受けて返すこと。
(7)「間(あい)の宿(しゆく)」の略。
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・あい あゐ 【▼藍】
(1)タデ科の一年草。インドシナ原産。古く、中国を経て日本に渡来。高さ6、70センチメートルになり、秋に薄紅色の小花をつけ、黒褐色の痩果(そうか)を結ぶ。藍染めの染料をとるため、古くから各地で栽培されていた。タデアイ。
(2) (1) の葉からとる染料。主成分、インジゴ。現在では工業的に合成され、天然のものは少ない。
→藍染め
(3)「藍色(あいいろ)」に同じ。
(4)「藍蝋(あいろう)」の略。
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・あい 【▼埃】
(1)土ぼこり。ちり。
(2)数の単位。塵(じん)の一〇分の一。一の一〇〇億分の一。[塵劫記]
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・あい 【愛】
(1)対象をかけがえのないものと認め、それに引き付けられる心の動き。また、その気持ちの表れ。
(ア)相手をいつくしむ心。相手のために良かれと願う心。
「子への―」「―を注ぐ」「―の手をさしのべる」
(イ)異性に対して抱く思慕の情。恋。
「―が芽生える」「―を告げる」「―をはぐくむ」
(ウ)何事にもまして、大切にしたいと思う気持ち。
「学問に対する―」
(2)キリスト教で、神が人類を限りなく深くいつくしむこと。
→アガペー
(3)〔仏〕 人や物にとらわれ、執着すること。むさぼり求めること。渇愛。
(4)他人に好ましい印象を与える容貌や振る舞い。あいそ。あいきょう。
「阿呆口たたけば、夫が―に為つて/滑稽本・浮世風呂 4」
» (成句)愛に愛持つ
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・あい
(感)
 呼ばれたときに答える語。はい。
「―、国は阿波の徳島でござります/浄瑠璃・阿波の鳴門」
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・あい あひ 【相】
〔「あい(合)」と同源〕
1.(接頭)
(1)名詞に付いて、「同じ」という意を表す。
「―弟子」「―部屋」
(2)動詞に付いて、互いに、ともに、の意を表す。
「―対する」「―語らう」
(3)動詞に付いて、語調を整え、また意味を強める。
「婚儀が―調いました」「この結末はいかが―成るか」
2.(名)
(1)二人が互いに槌(つち)で物を打つこと。あいづち。[和名抄]
(2)仲間。同類。ぐる。
「むむ、扨は―ぢやの/浄瑠璃・吉野都女楠」

★あい 【藍】印刷関係用語集 http://p.tl/kVxJ
印刷ではシアン(Cyan■)のことをいう。

★藍  伝統的工芸品用語集 http://p.tl/gpou
読み方:あい
植物の一種で、これを用いて染めたものを藍染めといいます。山藍や蓼藍など、その種類は豊富です。藍は強い香りのため虫が寄りつかないので、昔から実用着の多くが藍染めにされていました。最近は合成染料におされて、植物藍だけの染めは少なくなっています。

★あい 【藍】植物図鑑 http://p.tl/rl4o
●東南アジアから中国が原産です。わが国へは飛鳥時代に渡来し、染料植物として栽培されてきました。よく分枝して、高さは50~70センチになります。葉は広披針形で互生します。葉は藍色染料の原料のほか、漢方では、解熱剤や殺菌剤としても用いられます。別名で「たであい(蓼藍)」とも呼ばれます。
●タデ科タデ属の一年草で、学名は Polygonum tinctorium。英名は Indigo plant。

★あい  隠語大辞典 http://p.tl/2oC8
1.ア.房(情)事。合い鍵を意味する。〔不〕 
  イ.鍵を合わす。盗犯手口の合鍵。〔盗〕
2.ア.匕首の略。「あいくす」も同じ。
  イ.合鍵のこと。「あいす」ともいう。〔大阪〕 
  ウ.スリ犯人。「あいちゃん」の略。
分類 大阪、盗/犯罪
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・あい
1.掏摸犯ノコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・福井県〕
2.掏摸犯人。「あいちやん」の略。
分類  福井県
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・あい
1.匕首ノ略-人ヲ傷殺スルニ足ルベキ刃物一般。〔第六類 器具食物〕
2.匕首の略。又人を殺傷するに足る刃物、又「あいくす」に同じ。
3.匕首。福井。
4.あいくち。〔香具師・不良〕
分類   香具師/不良
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・I
読み方:あい
  歩兵のことをいふ。独語のDie Infanterie(ディーインファンテリー)の頭字を取つたものである。〔軍隊語〕
分類  軍隊語
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・合
読み方:あい
1.鍵ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・大阪府〕
2.鍵、合鍵。「あいす」とも云ふ。〔大阪〕
分類  大阪府
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・愛
読み方:あい
1.数量ノ九。〔支那人隠語〕
2.数量の九。〔支那人用語〕
3.数量の九を云ふ。
分類  支那人、支那人用語
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・間
読み方:あい
1.家人不在中-〔空巣覘犯人用語〕。〔第四類 言語動作〕
2.家人不在中。〔空巣狙犯人用語〕
分類  空巣狙犯人用語、空巣覘犯人用語

★JMnedict http://p.tl/5qsG

姓  読み方
藍  あい
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・会
姓  読み方
会  あい
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・安威
姓  読み方
安威 あい
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・安居
姓  読み方
安居 あい
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・愛
姓  読み方
愛  あい
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・相
姓  読み方
相  あい

★あい
出典:『Wiktionary』http://p.tl/6Mfg
名詞:藍
・あい【藍】
1.タデ科の一年草。(秋の季語)
2.濃い青色の天然染料。
3.藍色。
翻訳
  タデ科の一年草
    英語: indigo plant
  染料
    英語: indigo (en)
  藍色
    英語: deep blue (en), indigo blue, intense blue
関連語
  青は藍より出でて藍より青し
名詞:鮎
あい【鮎, 年魚, 香魚】
  あゆ。(夏の季語)
・名詞:間
・あい【間】
1.間着や間服の略。
2.物と物とのあいだ。
3.間の手の略。
4.人と人との間柄。
5.間の宿の略。
名詞:相
・あい【相】
1.相づちを打つこと。
2.酒(さけ)の相手をすること
3.共謀すること。また、その仲間。
4.あいこ。
接頭語:相
・あい【相】
1.動詞や名詞に付いて、「いっしょに」「ともに」「互いに」などの意味を添える。
2.動詞について語調を整えるのに使う。「~成るべくば」
略語
  あいのかぜの略。
感動詞
  呼ばれて応える声。
関連語
  ・あいの返事に難はなし
  ・あいは紺屋にございやす

★アイ  http://p.tl/MAUP
アイ、あい、愛、藍
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1 植物のアイ
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