●ここ ●日本語の指示語
★ここ 【個個/▽箇▽箇】
一つ一つ。おのおの。ひとりひとり。
「―に検討する」「―別々の問題」
********
・ここ 【戸戸】
一軒一軒。家々。家ごと。
********
・ここ 【▼呱▼呱】
生まれたばかりの赤ん坊の泣き声。
» (成句)呱呱の声をあげる
********
・ここ 【▼此▽処/▼此▽所】
(代)
近称の指示代名詞。話し手に近い場所・時・事柄などをさす語。この所。
(1)話し手の現にいる場所。
「―はどこだろう」「以前―に来たことがある」
(2)現在話題にしている場所・地点・箇所。
「次に急坂があって、―を過ぎれば山頂はすぐだ」「昨夜、―まで読んだ」
(3)現在話題にしている事柄・状態。
「―のところをよく考えてくれ」
(4)過去から経過してきた結果としての現在の状態。
「―にめでたく華燭の典をあげられました」「―が思案のしどころ」「事―に至る」
(5)特にさし示すべき重要な事柄・状態。
「―一番という時」
→ここぞ
→ここに
(6)現在を含んだ、ある期間。現在を中心に過去にも未来にも用いる。
「―数年、豊作続き」「―数日が山だ」
(7)話し手が現在いる国。この国。また、この世。現世。
「唐土も―も思ふことに堪へぬ時のわざとか/土左」「船の楽どもの舞ひ出でたるなど、大方―の事とは思し召さず/栄花(つぼみ花)」
(8)人称代名詞のように用いる。
(ア)一人称。話し手自身をさす。この身。
「―にも心にもあらでかく罷るに/竹取」
(イ)三人称。話し手の近くにいる人を敬意を込めていう。こちらの方。
「―もかしこも、うちとけぬ限りの、けしきばみ心深き方の御いどましさに/源氏(末摘花)」
» (成句)此処一番
» (成句)此処で会ったが百年目
» (成句)此処ばかりに日は照らぬ
» (成句)此処はひとつ
» (成句)此処までお出で甘酒進じょ
» (成句)此処を最後
» (成句)此処を先途と
» (成句)此処を踏んだら彼所が上がる
★
★ここ
出典:『Wiktionary』 (2011/12/27 01:36 UTC 版)
代名詞
ここ【此処、此所】
1.指示代名詞の一つで、話し手に近い場所を指す。この場所。
2.現在、いる場所。
例文: 目的地まで、ここから一時間くらいだ。
3.現在話題にしている事柄。
先生のいう事は、此所で切れるようすもなかった。私は又此所で何か云おうとした。(夏目漱石『こゝろ』)
関連語
類義語:こちら、こっち、(古語)こなた
複合語:ここのところ、ここぞ、ここもと、ここいら
この、これ
そこ、あそこ、どこ
★
★指示語(しじご)または指示詞(しじし、demonstrative) http://p.tl/l4KJ
話し手のいる地点と状況をもとにしてものを指し示す機能を持つ語であり、特に代名詞や限定詞として用いられるものをいう[1]。日本語の「これ」「その」や英語の this;that などは典型的な指示詞である。
・指示詞は遠近によって使い分けられる。
・話し手から近いか遠いか。
・話し手から近いか、中くらいか、遠いか。
・話し手に近いか、聞き手に近いか、話し手にも聞き手にも近くないか。
・話し手に近いか、聞き手に近いか、第三者に近いか、誰にも近くないか。
・また、距離以外に次のような直示的情報によって使い分けがある言語もある。
・視界に入っているかどうか。
・上の方にあるか下の方にあるか。
・上流か下流か、山の上か麓かなど地理的な情報。
・近づいているか遠ざかっているか、横切るのかなどの動きの情報。
・さらに、直示的情報以外にも以下のような指示物の性質によって使い分けられる。
・場所をさすのかものを指すのか。
・有生か無生か。
・人間かどうか。
・性別はどうか。
・数はどうか。
・明確な輪郭を持ったものかどうか。
★日本語の指示語 http://p.tl/mmi5
日本語の指示語は一般にこそあどと呼ばれる4系列からなる。コ系列を近称、ソ系列を中称、ア系列を遠称と呼ぶ場合もあるが、厳密には後述のようにソ系列は中距離を示すものではない。
・指示語表
事物 場所 方向 人称 連体詞 副詞 形容動詞
コ系列 これ ここ こっち(こちら) こいつ(こなた) この こう こんな
ソ系列 それ そこ そっち(そちら) そいつ(そなた) その そう そんな
ア系列 あれ あそこ あっち(あちら) あいつ(あなた) あの ああ あんな
ド系列 どれ どこ どっち(どちら) どいつ(どなた) どの どう どんな
「こそあ」はそれぞれ現場指示用法と文脈指示用法をもつ。
★
★15. 指 示 語 http://p.tl/BbUv
★指示語と日本語: 天漢日乗 http://p.tl/E036
★Lesson 4:指示詞 http://p.tl/D5If
★ここ 【個個/▽箇▽箇】
一つ一つ。おのおの。ひとりひとり。
「―に検討する」「―別々の問題」
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・ここ 【戸戸】
一軒一軒。家々。家ごと。
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・ここ 【▼呱▼呱】
生まれたばかりの赤ん坊の泣き声。
» (成句)呱呱の声をあげる
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・ここ 【▼此▽処/▼此▽所】
(代)
近称の指示代名詞。話し手に近い場所・時・事柄などをさす語。この所。
(1)話し手の現にいる場所。
「―はどこだろう」「以前―に来たことがある」
(2)現在話題にしている場所・地点・箇所。
「次に急坂があって、―を過ぎれば山頂はすぐだ」「昨夜、―まで読んだ」
(3)現在話題にしている事柄・状態。
「―のところをよく考えてくれ」
(4)過去から経過してきた結果としての現在の状態。
「―にめでたく華燭の典をあげられました」「―が思案のしどころ」「事―に至る」
(5)特にさし示すべき重要な事柄・状態。
「―一番という時」
→ここぞ
→ここに
(6)現在を含んだ、ある期間。現在を中心に過去にも未来にも用いる。
「―数年、豊作続き」「―数日が山だ」
(7)話し手が現在いる国。この国。また、この世。現世。
「唐土も―も思ふことに堪へぬ時のわざとか/土左」「船の楽どもの舞ひ出でたるなど、大方―の事とは思し召さず/栄花(つぼみ花)」
(8)人称代名詞のように用いる。
(ア)一人称。話し手自身をさす。この身。
「―にも心にもあらでかく罷るに/竹取」
(イ)三人称。話し手の近くにいる人を敬意を込めていう。こちらの方。
「―もかしこも、うちとけぬ限りの、けしきばみ心深き方の御いどましさに/源氏(末摘花)」
» (成句)此処一番
» (成句)此処で会ったが百年目
» (成句)此処ばかりに日は照らぬ
» (成句)此処はひとつ
» (成句)此処までお出で甘酒進じょ
» (成句)此処を最後
» (成句)此処を先途と
» (成句)此処を踏んだら彼所が上がる
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★ここ
出典:『Wiktionary』 (2011/12/27 01:36 UTC 版)
代名詞
ここ【此処、此所】
1.指示代名詞の一つで、話し手に近い場所を指す。この場所。
2.現在、いる場所。
例文: 目的地まで、ここから一時間くらいだ。
3.現在話題にしている事柄。
先生のいう事は、此所で切れるようすもなかった。私は又此所で何か云おうとした。(夏目漱石『こゝろ』)
関連語
類義語:こちら、こっち、(古語)こなた
複合語:ここのところ、ここぞ、ここもと、ここいら
この、これ
そこ、あそこ、どこ
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★指示語(しじご)または指示詞(しじし、demonstrative) http://p.tl/l4KJ
話し手のいる地点と状況をもとにしてものを指し示す機能を持つ語であり、特に代名詞や限定詞として用いられるものをいう[1]。日本語の「これ」「その」や英語の this;that などは典型的な指示詞である。
・指示詞は遠近によって使い分けられる。
・話し手から近いか遠いか。
・話し手から近いか、中くらいか、遠いか。
・話し手に近いか、聞き手に近いか、話し手にも聞き手にも近くないか。
・話し手に近いか、聞き手に近いか、第三者に近いか、誰にも近くないか。
・また、距離以外に次のような直示的情報によって使い分けがある言語もある。
・視界に入っているかどうか。
・上の方にあるか下の方にあるか。
・上流か下流か、山の上か麓かなど地理的な情報。
・近づいているか遠ざかっているか、横切るのかなどの動きの情報。
・さらに、直示的情報以外にも以下のような指示物の性質によって使い分けられる。
・場所をさすのかものを指すのか。
・有生か無生か。
・人間かどうか。
・性別はどうか。
・数はどうか。
・明確な輪郭を持ったものかどうか。
★日本語の指示語 http://p.tl/mmi5
日本語の指示語は一般にこそあどと呼ばれる4系列からなる。コ系列を近称、ソ系列を中称、ア系列を遠称と呼ぶ場合もあるが、厳密には後述のようにソ系列は中距離を示すものではない。
・指示語表
事物 場所 方向 人称 連体詞 副詞 形容動詞
コ系列 これ ここ こっち(こちら) こいつ(こなた) この こう こんな
ソ系列 それ そこ そっち(そちら) そいつ(そなた) その そう そんな
ア系列 あれ あそこ あっち(あちら) あいつ(あなた) あの ああ あんな
ド系列 どれ どこ どっち(どちら) どいつ(どなた) どの どう どんな
「こそあ」はそれぞれ現場指示用法と文脈指示用法をもつ。
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★15. 指 示 語 http://p.tl/BbUv
★指示語と日本語: 天漢日乗 http://p.tl/E036
★Lesson 4:指示詞 http://p.tl/D5If