●あおい

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●あおい
・あおい あふひ 【▼葵】
(1)アオイ科の植物、タチアオイ・ゼニアオイ・モミジアオイなどの総称。[季]夏。
(2)フタバアオイのこと。カモアオイ。
(3)フユアオイの古名。
「延(は)ふ葛(くず)の後も逢はむと―花咲く/万葉 3834」
(4)「葵襲(あおいがさね)」に同じ。
(5)家紋の一。フタバアオイの葉を図案化したもの。賀茂神社の神紋に由来する。葵巴(あおいどもえ)は徳川氏の紋。
→葵巴
(6)源氏物語の巻名。第九帖。賀茂祭見物の車争いで六条御息所(みやすどころ)の恨みを買った葵の上は、産褥(さんじよく)をその生き霊に悩まされて急死する。
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・あお・い あをい 【青い/▼蒼い】
(形)[文]ク あを・し
(1)青の色をしている。広く緑など青系統の色にもいう。
「―・い空」「―・いものをもっと食べる必要がある」
〔「あおい空(海)」は「碧い」とも書く〕
(2)赤みが足りない。青ざめている。
「―・い月」「―・い顔」
(3)〔未熟の果実が青いことから〕修行・知識などが不十分だ。まだ一人前でない。
「まだ考えが―・い」
[派生] ――さ(名)――み(名)
[慣用] 尻が―/風青し
» (成句)青くなる

★葵  隠語大辞典 http://p.tl/2oC8
読み方:あおい
 私はあなたの崇高なる美しさに敬服しました、といふ意味を表す。〔花言葉〕
分類  花言葉
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・葵
読み方:あおい
1.銭。馬場文助の武蔵野(※「武野」か)俗談(後編)の遊女の相詞又は「かくし詞」中に葵を銭としてある。
2.〔花〕銭、馬場文助の武蔵野(※「武野」か)俗談(後篇)の遊女の相詞には「かくし詞」の中に葵を銭としている。
分類  花柳界、遊女の相詞/風俗
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・青
読み方:あおい
 其の道に未熟なることにいふ語。「まだ-」。
分類  東京


★あおい
出典:『Wiktionary』http://p.tl/6Mfg
名詞
・あおい【葵 歴史的仮名遣い:あふひ】
1.アオイ科の植物。
2.1を染めてできた染物。
・季語
  夏
形容詞
・あおい【青い、碧い、蒼い】
1.青色をしている。青々とした、青みがかった。
    青い空。
2.緑色をしている(現代的用法としては比喩的、特に植物が繁茂する様を形容する場合に多く用いられる。歴史的には、日本語に色彩のを表す語彙が少なかった事から、緑色まで「あお」で表現した。)。
    青い草原 青いリンゴ 信号は今青い 青い山脈
3.驚きや病気や不摂生のため顔面に血色がない(青、蒼)。(→蒼白な、真っ青な、青白い)
    彼は体調が悪いのか青い顔をしていた。
    借金の金額を聞いて、青い顔になった。
4.経験が未熟な、不十分な。(→青くさい、青年、尻の青い)
    青い考えをしている。
    まだ青いな(=考え方、行動が経験を積んだ大人のようでない。)
    青いと言われるかも知れませんが(=現実を踏まえない若者の理想と言われるかも知れませんが)
・活用
 形容詞型活用
   あお-い
・語源
  古典日本語「あをし」(あを + し:形容詞を作る接尾辞)より
・派生語
  青さ
  青み

★葵(あおい) http://p.tl/ZATb