今回は、手の少陰心経の原穴「神門」について勉強したい
と思います。
心は「神」を蔵します。 神気が出入りするところを「門」といいます。
そのためこのツボは、「神門」と名づけられたそうです。
*取穴法*
手掌を上に向け、豆状骨の上縁櫈側、手関節横紋上に取ります。
手関節の「しわ」の小指側にあります。
(下の写真を参考にしてください)
*主治*
・胸、肘、腕、手関節、指の弛緩・拘縮
・頭痛、めまい、顔の紅潮
・咳、心悸、血尿、生理不順
・便秘、胃痛、食欲不振
・痴呆、不眠、物忘れ等
神門は、少陰心経の原穴でもあり、臨床上最もよく
使われるツボです。
心臓の疾患や、精神的な症状にも効果があります。
また、便秘にもよく効きます。
便秘に効かすには、通常の神門穴の位置から
さらに5mm程小指側の点(沢田流の神門)が良い
と思います。
ではまた。。。