平成27年度富士宮市長選挙候補者、近藤千鶴氏よりアンケート回答が届きました。
[4月20日(月)20時54分Facebookメッセージにて受信]
※このアンケートはあくまでも各候補者への意識調査であり、選挙公約ではありません。

候補者氏名/近藤千鶴  政党/無所属  会派/無記入

質問① 当選したら、最優先で取り組みたい課題は何ですか?

回答 1:富士宮市立病院の医療問題。
(1)医師の確保。
救急医療問題の解決につながる。
(2)赤字解消。
26年度は約8億円の赤字になる見通し。24年度までは黒字であった。
(3)ベッド稼働率を上げる。
内閣府による縮小や統廃合の勧告対象にしない。


質問② 当選したら、最優先で見直したい課題は何ですか?

回答 1:富士宮市の赤字財政。
(1)平成25年度には約309億円の借金がある。かつ、年々増えている。
(2)交付税は年々減少してい<
歳入もこのまま何も手を打たなければ、減ってい<ことが予想される。
(3)箱モノの建設・維持・運営の負担が増え、補助金も増えている。
(須藤氏になつてから補助金が年展増え、27年度予算では須藤市政当初より、
補助金が5億円増えている。


質問③ 産科医、小児科医が不足しています。 安心して出産・育児ができるようにするため に、産科・小児医療体制、救急体制をどのよう に整備すべきと考えますか?

回答 1:浜松医大との良好な関係を築<
2:整形外科など他の科も含め、優秀な指導医の招へい
3:女性医師が働く環境・待遇を整え、子育て期間、休業期間後に勤務しやす<する
4:夜間の医師数確保のため、非常勤医師なども検討
5:不足している医師を増やすためには、病院財政が黒字化と並行に進めることが必要。そのため、
病院の経営にたけた人材を配置し、育成する。
戦略的経営改善
①DPCデータ
②ベンチマーク分析
※ DPCとは、「Dbgnosis PrOcedure Combhatbn」の略で、Diagnost(診断)とPrOcedure
(治療・処置)のCombinaJon(組み合わせ)
「包括払い」が模索され、1日当たりの値付けがなされたが、この単価のための分類がDPC
※製品、サービス、プロセス、慣行を継続的に測定し、パフォーマンスの良い競合
他社やその他の優良企業のパフォーマンスと比較すること。
6:市民が市立病院を支えるのだという意識を持つことも、医師に長<勤めていただ<ためには
不可欠
(1)感謝の気持ち
(2)地域で支えようとする意識
(3)コンビニ受診をやめる意識
※外来診療をしていない休日や夜間の時間帯における、本来は救急外来を受診する
緊急性のない軽症患者の行動
(4)救急車をタクシー代わりにしない意識


質問④ 少子化を解決するために取り組んでいきたいことがあれば具体的に書いてください。

回答  1:安定した仕事を手に入れたり職業につけることにより、経済基盤がしつかりすれば、
結婚率が上がる一助となる。
2:女性の意見や要望を共有でき、行政に吸い上げる仕組みづ<りにより、女性が結婚、
子育てしやすい環境を作り出す
3:地域のネットワークを活かし、行政と民間で結婚、子育てに総含的な支援ができるようにする。
3:地1或の人材を活用し、子どもや保護者を地域で支えていける仕組みづくり
4:子育て世代の相談支援事業を個別に行える窓□の人材育成
5:放課後保育・学童保育の時間延長などを、民間やNPO法人を活用して実現し、働きやすい
環境を整備する。
6:病児・病後保育の仕組み構築
7:事業所に保育園開設の推進と支援


質問⑤ 富士宮市立児童館閉館後の子どもの遊び場について
Ql:現在、富士宮市では小学生以上の子どもの公共の遊び場(屋内型)がほぼゼロになっていることについて、どのように考えていますか?
Q2:また、雨の日や休日などに子どもと保護者が遊べる居場 所を確保するためには、今後どのような施策が必要であるとお考えですか?

回答  Al:雨の日なども充実してすごせる環境がないことは、子ども・保護者にとって問題あり。
人FB5関1系作りや精神的健康のためにも必要です。
∧2:児童館、青少年センターに代わる複含施設の検討→既存の建物の転用・改装
または増設、建設など(仮称、子育て支援ステーション)


質問⑥ 学校給食の放射性物質の検査について
現在、月に一度調理済みの一食分を全て混ぜ合わせた物を検査していますが、検査方法や回数および国の基準値は今のままで十分子どもたちの健康を守ることができると思いますか? 理由や具体的提案を添えてご回答ください。

回答 ②不十分である。
(1)以前、チェルノブイリ周辺の子どもたちを診察にいかれたお医者さんが、
「子どもたちの体には1マイクロシーベルトでも放射能を入れた<ない。」と
仰つていました。
その見解とすると、国の基準値は不十分だといえるでしょう。
(2)ただ、静岡県の場合、主食やバンは県内産、小麦粉も北海道産です。
基本的には安全だと言えると思います。
(3)検査方法としては、ほかの県の場合は翌週の献立において使用する可能性が
高いものを隔週で5品日程度を選定し検査しているところもあります。
静岡でももう少し検査回数を増やしてもよいと思います。
(4)提案としては、県内産のものを使用すること。
フードマイレージも少なくて済みます。
地産地消の食品が一番です。


質問⑦ 集団的自衛権について
国際的紛争解決の手段として武力の行使は放棄 すると憲法にはありますが、集団的自衛権につ いてどのように考えていますか? 理由や具体的提案を添えてご回答ください。

回答 ②反対
アメリカとの同盟維持のために戦争に巻き込まれることが懸念されます。
憲法解釈を変えること自体も反対です。
過去の戦争からもつと学6ヾべきです。
細かい項目について、きちんと国民投票をするべきだと考えます。


質問⑧ いずれ起こりうるとされている南海トラフ巨大地震に備えての防災事業は十分に計画 実施されていると思いますか? 理由や具体的提案を添えてご回答ください。

回答 ②不十分である
(1)地域の防災活動もすでにのど元過ぎればで、危機感が薄れています。
地域力の構築が、防災・減災のカギを握るわけですが、地域のことは地域で解決できる
仕組みが不十分です。
(2)提案
・災害時の子どもの避難先を他市に確保(疎開制度の検討)
・危機管理マネジメントのルール化・マニュアルイヒ(基準をできるだけ厳し<する)
・ハザードマップの見直し(専門家をよそからも招へい)
・災害時要援護者(高齢者・障がい者・病人など)の把握
・メール配信などで、すべての携帯・スマートフォンなどに発信する仕組みづ<り
・万一被災した場合、災害ボランティアを有効に活かせるよう、仕組みづ<りをしておく。
・定期的に災害時に役立つもの。経験者・有識者などを洗い出し、備蓄品を確認。

質問⑨ 浜岡原発などの原子力防災について 福島第一原発事故の際には300キロ離れた富士 宮市にも放射性物質が降り注ぎ被害を受けまし た。浜岡原発からは80キロという大変近い距離 に位置しています。 ひとたび深刻な事故が起これば多くの人の生 命、身体やその生活基盤に重大な被害をもたら します。 富士宮市の原子力防災について、今のままで十 分だと思いますか? 理由や具体的提案を添えてご回答ください。

回答  ②不十分である
・放射能に対しては一切の対策をしていない行政にも民間にも危機感を感じる。
・放射能に対して一番影響を受ける子どもたちの放射能対策が皆無。
具体策
(1)原子力防災講座、放射能の知識講座を子どもたちを中心に全住民に勧める。
①区や町内の避難訓練時など
②学校の地i或教育などの学校教育に取り入れる
(2)防塵マスク・ゴーグル・レインコートなどの必需品を常備する
(3)正し<理解させ、情報をみんなで共有し、それを身近な人に伝え合うことが大切!


質問⑩ 東日本大震災から四年経ちましたが、今後の四年間で富士宮 市が取り組むべきと思われる防災対策について、優先度の高い順番で自由にご記述ください。

回答
(1)妊婦、乳幼児、児童、高齢者、傷病者、障がい者が避難する場所の確保と想定した設備、制度を用意
①睡眠、 授乳時などのプライバシーの確保
②衛生問題を素早く解決できるよう仕組みづくり
③精神的ケアの重視
(2)富士山の噴火対策の調査・防災計画立案・対策実現へ
①噴火が起こった場合の被害予想の調査(専門家・研究者へ依頼)
・富士山噴火は富士宮市民にとっての大きな不安(震災後、特に)が、地震や津波、原子力に比べるとまだまだ情報が少ない現状なので被害予想を調査する
②富士山噴火への啓もう
②防災、減災の対策を研究調査後、行政民間一体となって対策を講じる
③噴石への対策検討
・病院、保育園、幼稚園、学校 、養護施設、介護施設など弱者が生活している所に、シェルターなどの噴石対策に取り組んでいく。

(3)災害時の備蓄の充実
①乳幼児や高齢者などの特別食の備蓄調査と準備 、ほかの備蓄品も再調査
②防災倉庫などの備蓄品数と保存場所が十分か調査検討
③防災倉庫の定期的な検査を行う地域ど仕組みづくり推進
④民間 、行政や他の市町村と協力できる防災ネットワークを作る。
(まずは、乳幼児・ 高齢者・障がい者などに必要な水、お湯、衛生用品を確保する手段を確立する)
(4)防災対策マニュアルの作成
①専門家を呼んで、防災に関する学習機会をより多くの市民が持てるようにする。
②市民自身の手で地区・職場・学校保育園幼稚病院など、状況別に防災対策を作る。
③防災に対して役立つ知識や経験を持地域の人材掘り起し、いざとう時お互いに助け合えるよう、防災ネットワークを作る。


質問⑪ 質問①~⑩に無回答の項目があれば、その理由をお書きください。

回答  なし


欄外  全部の質問に対して書かせていただきましたが、大変忙しい時期でもあり、
また、書かれた文章だけでは正し<十分な返笞ができていない恐れがあります。
(一般にネットの書き込みや、ライン、メールなどで誤解が生じて意図しないいさかいや
事件が起こることが未成年者だけでな<、大人にも見られることからもご判断いただけるかと
思います。)
私が普段考えていること、活動していることをlllっていただ<ための一助として、資料をい<つ
か添付させていただきます。
が、人間関係の構築や人と人とのお付き含いの基本は、会つてお話しすることです。
(ネットの中だけで会った方と現実に合わずに結婚することはないと思います。)
字面の言葉だけでな<、声や表情に込められた感情などから読み取つていただ<ものも大きいで
しょう。
また、お話をしている間にお互いに質Fo5・疑間も出て<るものです。
ぜひ、来ていただ<か呼んでいただいて本音を伝え合い、未来への建設的・実際的な
計画なり、プロジェクトなりに向かうのが一番かと思います。

4月18日 夜


以上、近藤千鶴氏へのアンケート結果でした。
富士宮市長選の投票先を選ぶ際の参考になれば幸いです。

選挙戦の真っただ中に唐突に依頼された緊急アンケートにもかかわらず、貴重な時間を割いて誠意ある回答を即座にお寄せくださったことに心から感謝と敬意を表します。お忙しい中アンケートにご協力いただき、本当にありがとうございました。

このアンケートの目的は、子育て中のため候補者の演説にゆっくり耳を傾けたり政策勉強会等にも思うように参加することのかなわない市民が、一人でも多く政 治に興味関心を持ち、投票に参加できるようにと企画したものです。急遽実施が決定した為、多忙を極める時期にお手数をおかけしましたこと、どうぞお許しく ださい。

富士宮っ子はぐくみ隊では、アンケートの回答が得られ次第
引き続きブログにて内容を公開していきます。