『アメリカなう』

小国綾子    小学館  2011/3/16

 

 

<「国民皆保険」には銃で対抗?!>

・「皆保険」が当たり前の日本から見ると、アメリカは最悪だ。低所得者層と高齢者を対象にした公的保険のほかは、基本的に民間医療保険。これは主に企業の団体加入だから、リストラされれば無保険者の仲間入りってことも。保険の範囲外の医療費はバカ高いし、歯科治療までカバーする保険に入れば、今度は保険料がクソ高い。安い保険は治療の選択肢まで制限する。それでもアメリカ人の約8割が「現在の制度におおむね満足」らしい。

 

・私の周囲でも、多くが「皆保険」反対派だ。「4700万人の無保険者のために俺らの税金を使うな」とか「政府が口を出すと医療レベルは下がる」とか、「大きな政府」への不信感はすさまじい。オバマファンの友人ですら、「だって私、もう自分で医療保険に入ってるし~。別に皆保険でなくてもね」。つまり「私は今のほうがお得」がホンネなのだ。

 

・結局のところ、フロンティア精神あふれるアメリカでは、「政府に頼らず自力でなんとか頑張る」ことが一番尊ばれる。「この国に移民としてやってきた最初は誰だって無保険さ。でも、移民一世だった俺の祖父母は、寝る間を惜しんで働いて、医療保険を手に入れたんだぜ」なんて汗と涙のサクセスストーリーは、「大きな政府」に頼る生き方より、ずっとずっと人々を感動させる。

 

・銃もそうだ。国が独立する以前から、移民たちは銃を手に、獣や敵から家族を守ってきた。銃を所持する権利は、言論の自由と並ぶアメリカの矜持なんだろう。

 

<夢の「社会主義国」>

・「オバマ大統領=社会主義者」説のほうは、さらに奇妙だ。なんでも、ある世論調査で、大統領を「社会主義者」と見なしている人が、実に55%もいたんだって。一方、「そうは思わない」はわずか39%。

 

・ところが、アメリカ人の友人たちは大真面目にいうのだ。「国民『皆』保険とか『公的』保険とか、こういう言葉の響きからして社会主義だわ」「経営危機に陥った自動車メーカーを助けたり、金融機関への規制を強化したり、まさに社会主義的な政策でしょ」

 

・友人のエドなんか、「社会主義とは何か、だって?そりゃ、公的保険のあるカナダはアメリカより社会主義だし、北欧なんかは全部社会主義みたいなもんだろ」だって。

 なるほど、「大きな政府」が大嫌いで、自由競争が身上のアメリカ人にしてみれば、福祉国家や結果平等の考え方なんかは、どれもこれも「社会主義的」なのかもね。

 

・だったら日本なんてどうなっちゃうの?国民皆保険だし、終身雇用だし、結果平等も大好きだし、格差社会は大嫌いだし。もしかして、アメリカ人から見たら、日本も立派な「社会主義国家」ってことかしらん。

 

・アメリカに来たとたん、全然使えなくなった言葉が一つある。それは「アメリカ人」という単語だ。人種や民族、貧富の差など、あまりに色々で、「アメリカ人ってこうだよね」と、一般論では何も語れなくなってしまったのだ。

 

<多民族国家の恋愛事情>

・そんな若者たちを見て、気付いたことがある。私の暮らす地域は、白人も黒人もラティーノ(中南米出身者)もアジア人も混在する土地柄なのだが、道行く中高校生の男女カップルはなぜかたいてい、同じ人種・民族同士なのだ。人種差別が禁じられようと、セグリゲーション(人種による隔離政策)が是正されようと、恋愛ばかりはそう単純ではないらしい。

 

・同じような悲哀を味わうのが、実は日本人や韓国人などのアジア人の男の子たちだ。アジア人の女の子が白人や黒人のボーイフレンドを作ることはあっても、逆はそう多くない。つまり、アジア人の男の子のガールフレンドは、たいていアジア人の女の子なのだ。

 

 ・多くのマイノリティの若者たちは、WASP(ホワイト・アングロサクソン・プロテスタント)優位のこの社会で、人種や民族の壁にぶつかりながらアイデンティティを形成していかなきゃなんないのだ。

 

・アメリカにおけるマイノリティの若者の思春期をさらに難しくするのが、実は親の存在だ。親には親の思惑があり、おまけに自分の子に対しては理性より感情が先走る。


私が思うこと、聞いたこと、考えること

・アメリカ社会やアメリカ人はあまりにも多様なためになかなか一般化できないようです。医療保険の問題も、アメリカの自己破産の原因の6割は医療費が原因だそうです。医療費が高いために破産した者のうち8割が医療保険に入っていたそうです。医療保険のオバマ大統領の改革は現在どのようになっているのでしょうか。オバマ大統領の医療保険改革に対するアメリカ国民の反発はすごいようです。医療保険のことを知るには本一冊位の量になるそうです。医療保険改革はどのように進行しているのでしょうか。あまり情報がないように思います。

 

1400万人もの不法移民がいるともいわれ、私たち一般人には、アメリカ社会の実態やアメリカ人の思考行動様式などは分からないようです。日本人が長くアメリカ社会に棲んだとしてもやはり正確に多面的なアメリカ社会を知ることは難しいようです。銃社会が伝統的に確立されているようです。また共産党を非合法にして、伝統的にも徹底的に社会主義者を嫌うそうです。「メーソン結社員でないと商売がうまくいかない」ともいわれるフリーメーソンの国でもあるのですが、日本の知識人にはわかる人はいないそうです。

 

・断片的にアメリカ社会のことが書籍などで伝わりますが、その所属する階層で相当事情が異なってくるようです。恋愛事情でも「同じ肌の色の人とつきあいなさい」と親が指導するそうです。「世界中の人はアメリカに憧れ、アメリカ人になりたがっている」とアメリカ人は固く信じているそうです。たしかに米国への移民を希望する世界中の人々は、不況のために非常に多いそうです。

 

・しかし、先進国のアメリカにも多くの社会問題があるようです。そこで1400万人の不法移民が大きな社会政治問題となっているようです。膨大な人口で悩む中国人も米国への移民に非常に熱心だそうです。またその手法も凄まじいものがあるようです。

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