年月が語るものでもないですが、


おかげさまでこの12月で講師になってから


24年経ちました。



講師になりたての頃は、なんと頼りない先生だったか。。


教えさせていただく立場になった時、


自分はどうあるべきか迷いました。


「先生!ニコニコ


と呼んでもらえる資格が本当にあるのか・・・


自信がなく自分の指導に常に疑問を持ちながら


レッスンをしていました。



そんな自分ですが、たくさんの生徒さんの笑顔や


温かく見守ってくださった保護者のみなさまの


お心に励まされ、これまで講師を務めることができました。



ピアノや声楽を習うことと、人さまに教えることは


別物です。


似て非なるものというか・・。



教える方の押しつけで


一方通行の指導になってはいけないし、


かと言って打ち解けすぎて、


講師と生徒の間の緊張感というか距離感を


保たなければレッスンにならない。



相手を思いやりつつ効率の良いレッスンをする。


その難しさを実際に教えるようになってから痛感しました。


自分なりにジタバタしながら、経験と勉強を重ね


ここまで来れました。



私を育ててくれたふるさとには、


今年もゆっくり帰ることができなかったけれど、


19年住んでいる埼玉のこの地も、今では私のふるさと。


帰る場所があるって素敵なことですね。


その場所を作ってくれたのは、私を「先生」と


慕ってくれた生徒さんたち。


ドジでどっか抜けてる私を温かく見守ってくださった


保護者のみなさま。


影に日向に応援してくれるたくさんの友。



かけがえのない場所を与えてくださった


全ての人に感謝申し上げます。


今年もありがとうございました。



これからも謙虚さを忘れず、向上心を持ち、


生徒さんとのレッスンに全力を注いで参りたいと思います。


音楽がずっとみんなの心の支えになりますように。



帰る場所。自分の居場所。


そしてそれは娘の居場所でもあります。


ここに今こうしていられる幸せを噛み締めながら、


一年を終えようとしています。


来る年も良き一年になりますように♪







音譜蛍の光 窓の雪


  書み読む月日 重ねつつ


  いつしか年も すぎの戸を


  あけてぞ今朝は 別れゆく



  とまるも行くも 限りとて


  かたみに思う ちよろずの


  心のはしを ひとことに


  さきくとばかり 歌うなり音譜





今年も応援ありがとうございました!

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