8月、甲子園と終戦記念日、そして鎮魂。
 
甲子園の夏が始まる。

全国から勝ち抜いた49校が熱戦を繰り広げる夏。

歓喜あり涙あり。

かちわり氷片手に球場で観戦する人、テレビにかじりつく人、地元校を応援する人、強豪校を応援する人、初出場校を応援する人、様々であろう。

プレイボールとゲームセットのときは、サイレンが鳴り響く。

そして、8月15日、全国戦没者追悼式の開始の正午に甲子園でサイレンが鳴る、甲子園も時間が止まる、みんな黙祷、全国民も黙祷。

戦争の犠牲となったすべての方々に黙祷。

私の福岡の実家の地域でもこの時間、サイレンが鳴る、いっせいに時間が止まる。

みんなで黙祷を。

戦争で犠牲になられた方々を追悼するのは、わが国民の義務である。
 
ちなみに、先日、福岡の父が85歳で永眠。

父は終戦の年は、福岡の太刀洗飛行場で任務についていた。

昭和20年3月27日、31日大刀洗も飛行場中心に空襲された、父は間一髪助かった。

それから約68年生かさせていただいた。

たまに夢でうなされていたようだ。

戦争のことは多く語らず、天国へと逝ってしまった。

勇壮だけどまだあどけない顔の仲間たちと笑っている写真があった。

それも棺に入れた。
              
旭靖会 政治局長著