『日本人はなぜ妖怪を畏れるのか』  井上円了の「妖怪学講義」

三浦節夫  新人物往来社   2011/11/12

 

<「よく来てくれた。そしてよく呼んでくれた」恐山のイタコは語り始めた>

・「ほとんどは相当に怪しい。観光客向けだ。でもすごいイタコは、何人かいるらしい。俺もロケのときに1人だけ会った。死んだ祖父さんを口寄せしてもらったのだけど、どう考えても祖父さん本人としか思えないようなことを、そのイタコは確かに口にした」

「そのイタコが、事前にいろいろと調べていたという可能性は?」

「それはない。イタコに伝えたのは祖父さんの命日だけだ。名前も性別も言っていない。それに予約制とかじゃないから、事前の調査はありえない」

 

・イタコは恐山にいつもいるわけではない。基本的には夏の大祭(72024日)と、10月上旬に行われる秋詣りの3日間だけだ。

 

・その後の彼の説明を要約すれば、霊が降りてきてイタコに憑依するのではなく、降りてきた霊はイタコとまずは会話をして、それからイタコは霊の言葉を依頼者に伝えるという手順のようだ。つまりイタコは通訳のような役割なのだ。それが一般的な解釈なのかどうかはわからないけれど、少なくともこのタクシーの運転手は、そう断言した。

 

・東北弁のマリリン・モンローが降りてきたなどとよく笑い話のように語られるけれど、その現象はこれで説明がつく。イタコは霊に自らの身体を提供して喋らせるのではなく、霊をまずは自らの内側に降ろして会話し、その会話の内容を依頼者に伝えるという手順なのだ。どうやってマリリン・モンローとコミュニケーションしたのかという謎は残るが、交わした会話の内容を人に伝えるときに、自分の母語(東北弁)に翻訳することは当然だ。

 

・恐山の縁起は、今から約1200年前にさかのぼる。最澄の直系の弟子に当たる慈覚大師円仁が唐で修行していたとき、「国に帰り、東へ30余日の所へ行けば、霊山がある」と夢の中で告げられて、すぐに帰国してお告げのとおり、30余日の旅で辿り着いたのが、恐山だ。この地で円仁は六尺三寸の地蔵尊を彫り、これを本尊として開山したとされている。

 

・かってイタコは盲目であることが当たり前だった。生まれながら目に障害を抱える女の子は、仕事の選択肢がとても限られる。だから幼いころから師匠のイタコへ弟子入りし、苦しい修行を得てから独立する。

 いわゆる霊媒体質や超能力者などと呼称される人には、視覚に何らかの障害がある場合が少なくない。欠損した視覚を補うために、何らかの感覚が鋭敏になる。

 

・恐山がある下北地方には、イタコは実はもういない。恐山へやってくるイタコの多くは、津軽や南部地方などからやってくる。


私が思うこと、聞いたこと、考えること

・恐山のイタコについて現代の若者は知らない人がほとんどだと思われます。イタコとamazonに入れると203件が検索されます。『最後のイタコ』(松田広子)という本もありますが、消えていく職業のようです。観光客向けにいくらか存在するようですが、「職業的に」成り立たなくなっているのでしょうか。現代では需要のない採算のとれない古い職業は消えていくようです。

 

・霊魂現象を感知する霊媒という現象も不思議なものです。霊媒の存在の現象は、世界的にも広く見られるようです。歴史的にはナチスの第3帝国の総統、ヒトラーは霊媒の多い地域に生まれたそうです。ヒトラー自身も「霊界から来た男」「霊界からきた霊媒」ともいわれたそうですが、謎の「超人」たちとの逸話が残っているようです。ヒトラーとアルデバランの異星人「超人たち」に言及する書籍も多いそうです。

 

・イタコもすべてのイタコが凄まじい霊媒の能力があったわけではありませんが。中には、想像を超えるようなイタコもいたようです。

 

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・ブログ名称: UFOアガルタのシャンバラ

日本は津波による大きな被害をうけるだろう

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「神の国か?」「人類の原郷か?」 「天上のエルサレムか?」・・・・・・・・・

「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の殖民星が、地球か?」

「金髪碧眼のノルディックが住んでいたアガルタのシャンバラ情報の集大成を目指す・・・・・・・・・・」「金星蛇人と火星霊人の戦争はその後どのように展開したのだろうか」
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「小人族のグレイの母船に同乗する金髪碧眼のノルディックは、”悪魔の王””ルシファー”なのか?!」

「円盤は神人や異人、悪魔の乗り物なのか!?」「天使は神の秘密諜報員なのか」

UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象なのか。UFO問題とは、人間にとっての死の問題を解くことなのだろうか。UFOはフリーメーソンの創作なのか!?」

「全宇宙を創ったという“虹の神々”も地球に来ているのだろうか」

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「国際連合の設立に動いたキリストの星、アプ星人とは」

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